石川県はスイカの名産地 砂丘地で生産される理由とは?
[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2017年7月24日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、スイカの生産量について紹介されていました。
夏といえば、やっぱりスイカ。石川県はスイカ栽培が盛んな地域です。

甘いものは「卵形で鮮やかな縞模様」
全国のスイカ生産量ランキングを調べると、1位は4万9400トンで熊本県。石川県は10位の1万1500トンと健闘しています。
しかし、農業をしている人100人当たりのスイカ生産量ランキングをみると、石川県はなんと、65.70トンで1位。つまり、農家1人あたりが作るスイカは全国1位ということですが、知らない人も多いのでは?
JA金沢では、毎年「すいか祭り」を開催し、産地直送のスイカが味わえたり、スイカ割り大会を行ったりしています。「金沢すいか」も少しずつに有名になってきました。スイカは、丸いものよりもやや卵形で、縞模様が鮮やかなものが甘いそうです。
石川県では砂丘地でスイカを作っていますが、これは全国的にも珍しいこと。砂丘で有名な鳥取県も砂丘地ではスイカを作っていないのです。なぜ、石川県はスイカ栽培が盛んになったのでしょうか?
石川県は、砂丘地が多いためスプリンクラーの普及が早く、砂丘地での水分コントロールがしやすかったそうです。砂丘地が多いのは、白山が豊かな砂を大量に生産して、流れの急な手取川によって、砂がどんどん運ばれているからだとか。
そんな自然が作り上げた砂丘地と卓越した技術によって、スイカの栽培が発展していったのですね。(ライター:りえ160)