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「埼玉県南部」ってどこだ? 東西に長い県域、「謎の光」きっかけに議論激化

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2017.07.11 20:00
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埼玉県南部で謎の光が目撃された―――。そんな不思議なニュースが飛び込んでくると、正体は隕石、UFO、はたまた災害の予兆など、様々な意見がツイッターを飛び交った。

しかし、一部のツイッターユーザーはそのニュースの別の箇所......「埼玉県南部」の定義について盛り上がっていた。そして、議論が進むにつれ、ついには埼玉県外のある大都市を南部指定する人も多く現れた。そこでJタウンネットは、「埼玉県南部」の公式な定義を調べてみた。

結構狭い「埼玉県南部」

埼玉県は東西に長い県のため、「南部」という言葉が指す範囲はあまりはっきりとしない。「謎の光」をめぐるTBSの報道(2017年7月10日)では「埼玉県桶川市や川越市などを中心に」した目撃情報を、「埼玉県南部など」の見出しで伝えたこともあり、ツイッターには、

と、困惑する声が相次いで投稿された。

埼玉県の公式サイトの「埼玉県の紹介」ページによると、「南部地域」扱いなのは川口市、蕨市(わらびし)、戸田市の3か所に限られる。それに「南西部地域」扱いの7市町、ふじみ野市、富士見市、志木市、朝霞市、新座市、和光市、三芳町を加えても、範囲としてはかなり狭い。なおTBS報道では南部扱いだった川越市は「川越比企地域」、桶川市は「県央地域」となっている。

オレンジは「南部」、赤は「南西部」(埼玉県のHPを参考に彩色)
オレンジは「南部」、赤は「南西部」(埼玉県のHPを参考に彩色)

南部=池袋説

そうした南部論争を更に拡大させたのが「池袋説」だ。

池袋駅には、東武東上線、西武池袋線、JR埼京線など、埼玉県と東京都を繋ぐ主要路線が集まっている。そのため、埼玉県民にとっては東京の玄関口であると同時に、手軽に来られる大都市の1つでもある。有名な「池袋は埼玉の植民地」というジョークからも見えるように、埼玉県と池袋のかかわりは深い。神奈川にとっての町田市のポジションと言えるだろう。

そのため、

といった結論も見られた。

また、埼玉県と隣接する北区や練馬区、板橋区も「南部」に含める過激派も現れるなど、「謎の発光体」という多くの人の興味をくすぐるワードそっちのけで「埼玉県南部」についての議論は広がりを見せている。

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