高校野球の最多優勝は、どの都道府県? 各地の優勝数をまとめてみた
野球は西高東低
高校野球、特に夏の全国高等学校野球選手権大会の歴史は長い。そのため、1918年に開催予定だった4回大会は米騒動で、1941年の27回大会は戦争の激化に伴って中止になるなど、大会が行われなかった年もある。
また、47都道府県すべてが正式に参加するようになったのは1979年の第61回大会からのため、それ以前の大会ではチーム数もまちまちだ。また、東京都のように東西代表にわかれている場合もあるが、ここでは「都道府県別の優勝回数」に着目して、2017年春のセンバツまでの優勝校をまとめた。それが以下の図だ。
春夏合計の優勝回数は、大阪の22回を筆頭に、愛知県の18回、兵庫県・神奈川県の13回と続く。
図を見ると一目瞭然だが、優勝は西日本に偏っている。優勝回数が10回以上なのは東日本では東京都と神奈川県に限られ、東北地方には未だに優勝旗が渡ったことはない。
7月に入り、夏の甲子園に向けた地方大会が徐々に始まっている。今年はどの学校が活躍し、優勝旗を持ち帰るのだろうか。今から楽しみだ。