給食のご飯、どんな容器に入ってた? 背景を探ると、米飯給食の歴史が...
2017.05.20 17:00
赤いプラスチック容器だった、との声も
アルミ容器でコメを提供するのが普遍的なのは、静岡県に限った話ではないかもしれない。記者は、各都道府県の学校給食会全体を管轄する全国学校給食連合会に話を聞いてみた。
「各都道府県がどのような容器で提供しているかは、把握していない」
これ以上、調査するのは難しいか......諦めかけたその時、冒頭のツイートに興味深いリプライが寄せられているのに気付いた。
「え?!うちの方は最初から個別に分けられてて、配るだけでした...!(中略)プラスチックの、赤色のやつでした!」
「茨城はこれでした。この中にご飯が入ってます」
「自分は赤のプラスチックの容器にご飯がギッシリ詰まってる状態でしたよ」
赤いプラスチック容器に入った状態で提供されていた――。アルミ容器の他に、こうした例もあるのだろうか。
ツイートを頼りに、茨城県学校給食会に話を聞いてみると、担当者は「はい、使っています」と話す。
「一部の地域では、赤っぽいプラスチック容器を使っています。仕出し弁当で使われるような容器です。正確には、『クラス別方式』の学校もあれば、『個人別方式』の学校もあり、『個人別』の中でも、ステンレス容器と赤い容器に分かれます。ただ、赤い容器を使っている学校が比較的多いのは事実です」
その上で、「今となっては、クラスの人数分をまとめて飯缶で出しているのがメジャーだと思いますがね」とも話していた。