「刀剣乱舞でハマって博物館に行ったみんなの入館料で博物館の刀を研がれて友人の研師にも収益があったことを確認した」実在の刀剣を擬人化したオンラインゲーム「刀剣乱舞」について、このツイートが話題となっている。そこで、Jタウンネットは、このツイートの投稿者に、話を聞いてみることにした。 影響は「微々たるものかもしれない」が... 2017年7月放送予定のアニメ「活撃 刀剣乱舞」(C)DMM GAMES/Nitroplus 「刀剣乱舞」は2016年10月、「刀剣乱舞-花丸-」(TOKYO MXなど)としてアニメされた。17年7月には、第2期作「活撃 刀剣乱舞」が放送される予定。若い女性を中心に人気を博している。 そんな「刀剣乱舞」の反響について、日本甲冑武具研究保存会の評議員を務める甲冑師・佐藤誠孝さんは4月3日、冒頭のツイートを書き込んだ。佐藤さんは、 「私は真田丸人気で利益が出た博物館から甲冑の修理を頂戴したことをここに報告する」 とも投稿し、16年のNHK大河ドラマ「真田丸」の恩恵を受けたと明かした上で、 「まだ何も無い職人のところにもいずれ仕事がいくように皆さん観に行ってください」 と呼びかけた。このツイートは4月7日正午時点で、2万7000以上リツイートされている。 ゲームやドラマが、伝統技能に影響を与えている――。おどろいたJタウンネット記者は、電話取材してみることにした。佐藤さんは 「アニメやゲームの影響でうるおったわけではない。(その影響は)微々たるものかもしれない」 と話した上で、 「私たちのような底辺を支える職人にも(仕事が)回ってくることが分かったのが収穫だった。0が1になったので」 と強調した。ツイッターでも、「このように民間の力で十分に世界は変わる」と書いている。 職人に興味を持つきっかけに ツイートに出てきた「友人の研師」とは、長岡日本刀研磨所(東京都墨田区)の研師・長岡靖昌さんだ。 長岡さんにも話を聞くと、若い女性たちの中には「刀剣乱舞」をきっかけに職人の世界に興味を持つようになる人もいると打ち明けてくれた。 「最初の頃は『刀剣乱舞』の影響で『キャー』と言っていても、次第に我々の仕事を文化として捉えてくれるようになった。彼女たちは一括りに『オタク』とみられているが、非常に勉強熱心。自らペンとノートを持って見学会に来てくれる人もいる」 とはいえ、地域によって、「とうらぶ効果」には差があるようだ。岡山市の研師・福武審一さんにも話を聞いてみたところ、 「『刀剣乱舞』によって、関東でこの仕事を目指すようになった20代は多いけど、地方ではそんなに影響ない」 とのことだった。 佐藤さんのツイートに対しては、「刀剣乱舞」のファンだけに限らない「オタク」の背中を押すような声が寄せられている。 誇れ世のオタク達よ! 君達は正しい! https://t.co/HZn0v8wjbi— 中村聡 (@nakky0127) 2017年4月3日 絵に課金もいいけど本物への課金も大事だよね。みんな動物園とか博物館とか美術館とか行こうぜ!楽しいよ!!! https://t.co/hxFccr5RJe— 喜多村 (@kita6rapan1) 2017年4月4日 ブームを馬鹿に出来ないのはこういう処で恩恵があるからなんだよな。日本のはかなり極端に騒いで極端に縮むけど。長続きさせる手法も色々要るんだよね、きっと。 https://t.co/FzGhPc1LUq— ラーメン丼の形をしたUFO (@EJ20_GCA8) 2017年4月4日