「刀剣乱舞」効果で、研師に仕事が... 話題のツイート、投稿者に詳細を聞いてみた
2017.04.09 17:00
影響は「微々たるものかもしれない」が...
「刀剣乱舞」は2016年10月、「刀剣乱舞-花丸-」(TOKYO MXなど)としてアニメされた。17年7月には、第2期作「活撃 刀剣乱舞」が放送される予定。若い女性を中心に人気を博している。
そんな「刀剣乱舞」の反響について、日本甲冑武具研究保存会の評議員を務める甲冑師・佐藤誠孝さんは4月3日、冒頭のツイートを書き込んだ。佐藤さんは、
「私は真田丸人気で利益が出た博物館から甲冑の修理を頂戴したことをここに報告する」
とも投稿し、16年のNHK大河ドラマ「真田丸」の恩恵を受けたと明かした上で、
「まだ何も無い職人のところにもいずれ仕事がいくように皆さん観に行ってください」
と呼びかけた。このツイートは4月7日正午時点で、2万7000以上リツイートされている。
ゲームやドラマが、伝統技能に影響を与えている――。おどろいたJタウンネット記者は、電話取材してみることにした。佐藤さんは
「アニメやゲームの影響でうるおったわけではない。(その影響は)微々たるものかもしれない」
と話した上で、
「私たちのような底辺を支える職人にも(仕事が)回ってくることが分かったのが収穫だった。0が1になったので」
と強調した。ツイッターでも、「このように民間の力で十分に世界は変わる」と書いている。