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「ごみ三銃士をつれてきたよ」...一橋大サークル作成の「国立市のごみの捨て方」ガイドがわかりやすくて秀逸

松葉 純一

松葉 純一

2017.03.28 06:00
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2017年3月22日に投稿された、次のような写真付きのツイートが話題となっている。

写真は、国立市でのごみの捨て方に関する印刷物のようだ。「今更気づいたけど国立市素晴らしいな」というコメントが添えられている。元ネタは、「美味しんぼ」に登場する「ラーメン三銃士」だろう。

この印刷物、国立市で制作されたものだろうか。国立市のツイッター公式アカウントでは、市長室広報担当から下のようなツイートが投稿されている。

これは一橋大学ボランティアサークル「国立あかるくらぶ」が制作したものだという。「国立市の不燃ごみの分け方は細かくなっていますが、このマンガを見ればわかりやすいですね」というコメントが付いている。市からもお墨付きをもらった一橋大学ボランティアサークル「国立あかるくらぶ」とは、いったい何だろう。

Jタウンネット編集部は「国立あかるくらぶ」に連絡し、電話で話を聞いてみることにした。

ごみ拾いパトロールがサークルの主な活動

話題の「ごみ三銃士」マンガ(写真提供:「国立あかるくらぶ」)
話題の「ごみ三銃士」マンガ(写真提供:「国立あかるくらぶ」)

電話で答えてくれたのは、一橋大学のサークル「国立あかるくらぶ」の広報担当Kさんだ。

「実はあれはポスターではなく、大学生協の機関誌の裏表紙なんですよ」と、広報担当Kさんは話してくれた。「新入生に配布するための冊子をつくることになって、表4と呼ばれる裏表紙を使うアイディアはないかという話が出たのが、今年の1月中旬でした。サークルの知名度を上げたいと思っていたので、すぐに手を上げました」。

「国立あかるくらぶ」の設立は、2015年10月。「地域に貢献し、地域の人々と交流できる場をつくりたい」というのが目的だという。主な活動は、ごみ拾いと防犯パトロールだ。地域の防災センターでポンプによる放水訓練なども行ったとのこと。メンバーは一橋大生22人、他大学生2人だ。

ごみ拾いと防犯パトロール中の「国立あかるくらぶ」(写真提供:「国立あかるくらぶ」)
ごみ拾いと防犯パトロール中の「国立あかるくらぶ」(写真提供:「国立あかるくらぶ」)

「サークルの活動のために、これまでもポスターやチラシをつくった経験がありましたので、その経験を活かしました」とKさん。フリーイラスト素材集「いらすとや」は、主にサークルのチラシなどで利用していたとのこと。「私は『いらすとや』が大好きで、町中で『いらすとや』を見かけると、スマホで写真に撮ってサンプル蒐集をしていました」。今回の作品も、「いらすとや」の素材集からサンプルを選んだ。

「原稿の内容については、ごみ拾いボランティアをとおして面識があった国立市のごみ減量課の方にチェックしてもらいました」。ごみ三銃士のアイディアも市担当者のチェック済みである。

生協の機関誌が印刷され、一橋大学の新入生約1000人に配送されたのが3月中旬。早くもツイッターで話題騒然だが、国立市でのゴミの捨て方は周知されるだろうか。また「国立あかるくらぶ」への新入会員募集の成果はどうだろう。

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