業務スーパーの「水ようかん」カーを直撃取材! やっぱりようかんでけえ!
この半年間に車体の改造が行われていた
神戸物産がこの車を製作したのは、16年9月1日~10月31日に開催した「業務スーパー 円高還元セール」の広報活動がきっかけだった。神戸物産・経営企画部門の担当者は
「宣伝広告カーという販促ツールはメーカーが定番商品や人気商品をモチーフにして製作されていることは多々ありますが、小売業ではほとんど製作実績はありませんでした。業務スーパー・神戸物産は自社工場も持っており、オリジナリティのあるPB(プライベートブランド)商品を製造するメーカーとしての一面もあります。その中でも今回モチーフにした水ようかん(牛乳パックデザートシリーズ)はSNS等で話題となっていてインパクトのある商品ですので、これを活かさない手はないと考えました」
と説明する。車は当時、本社の所在地が兵庫県なので、関西地域で走行していたという。
その後、3月からの「円安だけど還元セール」の実施に際し、大幅に車体を改造した。
「円高還元セール」時代に閉じていた「水ようかん」パックを開いた結果、「水ようかん」の中身が中から飛び出ているような外見に。後部座席を丸ごと削り取り空間を作ったため、パックを下に傾けられるようになった。「その他、写真ではわかりませんが、暗くなると水ようかんのパックを光らせることができるようになりました」(前担当者)。
「水ようかん」の売り上げは、この宣伝車が走るようになってから順調だそうだ。
「ツイッターなどではこの車の話題に乗って水ようかんを買ってきたという書き込みなども見られますので、多少なりとも効果はあると思います」(前担当者)
神戸物産は今後、宣伝車の販促による試食品の配布なども検討したいと考えている。