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「折り紙といえばこれでした」...大阪の老舗倒産、ショック広がる

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2017.02.20 17:00
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「おりがみと和紙のダイヨ」こと大与紙工(大阪府大阪市)の破産手続き開始が2017年1月31日、決定された。

「ダイヨ」「大与紙工」と聞いてもあまりピンとこないかもしれないが、このおりがみを見たことがある人は多いのではないか。

ダイヨ「教育おりがみシリーズ」(ホームページのスクリーンショット)
ダイヨ「教育おりがみシリーズ」(ホームページのスクリーンショット)

これには、「画像を見てハッとしました!」「折り紙といえばこれでした」など、幼少のころの思い出が蘇る人が大勢いるようで、ツイッター上で拡散されている。

「子どもの頃お世話になりました...」

ダイヨは1891(明治24)年、染紙業として創業し、以来120年以上おりがみ一筋にやってきた歴史ある老舗企業だ。1965(昭和40)年には、それまで手で染めていたものを機械で染めることに成功し、現在は上質・ガラ入りおりがみ、友禅和紙・千代紙、クラフト・くす玉など幅広く扱っている。

ダイヨの公式サイトによると、文具玩具取扱店を対象とした売れ筋ランキングは「教育おりがみシリーズ」。あざやかな原色20色に加え、金と銀のおりがみが子どもたちに特別感をもたらした。

その品質の高さもお墨付きで、

といったように、手触りをはじめ、おりがみの生命線である「正方形」の正確さが優れているという。子供のころによく使ったという人から、職業柄大人になった今でも使っている人まで、多くの人がお世話になってきただけあり、悲しみの声が全国に広がっている。

倒産の知らせを受けたせいか、Amazonでは価格が高騰。その他の通販サイトではページが表示できない状態となっている。入手するには店舗を回って在庫を探すしか方法がないかもしれない。

あなたが「懐かしい」と思っているのは本当にダイヨ製?

ところが、教育おりがみのパッケージは似ているものがいくつかあり、「懐かしい」と思っている人の中には他社製品と混同しているのでは?といった指摘もある。

トーヨー(東京都足立区)とエヒメ紙工(愛媛県四国中央市)の「アイアイ」も、赤黄緑の縁取りに青地の背景、おりがみで折られた動物がデザインされている。実際に勘違いしていた、という人もいる。

筆者自身子どものころにどれを使っていたか思い出せなかったが、記事執筆に当たり色々と調べていたところ、「懐かしい」と感じるダイヨの商品を発見した。

ダイヨ「オリジナルギフトおりがみ」
ダイヨ「オリジナルギフトおりがみ」

ダイヨが手掛ける「オリジナルギフトおりがみ」だ。このパッケージデザインを見て懐かしさがこみ上げた。運動会などの行事の景品などでもらったように思う。

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