日本酒のラベルがかわいい!? KURAND×宝山酒造「酒を売る犬、酒を造る猫」が話題沸騰
2017年2月13日、次のような写真付きのツイートが投稿され、話題となっている。
「酒を売る犬、酒を造る猫」って日本酒すごくかわいかった。やっぱりラベルって超大事だな pic.twitter.com/fFroaSfuNx
— もぐもぐ (@mgmgnet) 2017年2月13日
写真では、日本酒のラベルがクローズアップされている。犬と猫があしらわれた、なんともキュートなものだ。「『酒を売る犬、酒を造る猫』って日本酒すごくかわいかった」というコメントが添えられている。
このツイートには、1万を超えるリツイートがあり、今なお拡散中だ。
同じ投稿者から、引き続き、こんな補足のツイートもあった。
飲めるお店は...?
気付いたらめちゃくちゃRTされてるので補足すると、このお酒は新潟の宝山酒造さんのお酒で、店舗流通はしてなくて日本酒飲み放題「KRAND」@KURAND_INFO さんで飲めます...記事もあった! https://t.co/IhfrbhuKdy
— もぐもぐ (@mgmgnet) 2017年2月14日
「このお酒は新潟の宝山酒造さんのお酒で、店舗流通はしてなくて日本酒飲み放題『KRAND』さんで飲めます...」とのことだ。
「KURAND」とは、全国各地の酒蔵から選んだ100種類以上の日本酒を提供する専門店。「KURAND SAKE MARKET」という店舗を、新宿、大宮、渋谷、浅草、池袋に展開している。
「宝山酒造」とは、新潟市の西部に位置する西蒲区にある小さな蔵だ。近くに、霊峰・弥彦山がそびえ、越後一宮「弥彦神社」や新潟の奥座敷「岩室温泉」がある、風光明媚な土地だ。ここで1885年(明治18年)から、日本酒を造り続けてきたのが宝山酒造である。
そんな伝統ある酒蔵が、なぜ猫と犬のイラストのラベルを......? Jタウンネットは新潟に電話して、話を聞いてみることにした。
犬猫コンビの物語、どんな展開が待っているのか......
電話で答えてくれたのは、「宝山酒造」の渡邉桂太さん。四代目蔵元である父・渡邉誠志さんの跡継ぎ息子だ。大学卒業後、群馬県の浅間酒造で3年間の蔵人修業を終え、現在、実家の蔵でベテラン杜氏の下で働いている。
「ツイッターで拡散された酒は1年前に造ったもので、すべてKURANDさんに買い取ってもらいました。ラベルのデザインもKURANDさんが依頼したイラストレーターが考えてくれました。その打ち合わせで話したストーリーがヒントになったようです」。
渡邉さんはこう語る。「実は、私は東京農大醸造科学科出身なんですが、学生時代に『収穫祭』という学園祭の実行本部にいました。部活みたいな雰囲気で、ある友人と仲良くなりました。それが縁で、いま営業担当として働いてもらっていますが、その営業先がKURANDさんだったのです」。
東京農大醸造科学科といえば、全国の酒蔵の子弟が集まることで知られている。また「収穫祭」は独特な踊りで知られ、学園祭として勇名をとどろかせている。そんな中で育まれた友情が、今回のプロジェクトのプロローグとなったようだ。
「酒造り担当の私は、あくまでも新潟にこだわっていきたいと思います。酒米も酵母も新潟産で、仕込水は地元の井戸水......と、新潟ならではの酒を追求していきたいと思っています」と渡邉さん。「しかし世の中のトレンドをキャッチしていくことも大切です。その役割を営業担当に期待しています」。
なるほど、新潟にこだわり続ける猫と、新たなトレンドを嗅ぎ当てる犬か。KURANDを舞台にどんなストーリーが展開されていくのか、楽しみだ。
ツイッターには宝山酒造から下のようなツイートが投稿されている。
@mgmgnet @KURAND_INFO
— 宝山酒造@2代目「二才の醸」醸造元 (@erk0304) 2017年2月14日
ありがとうございます(^^)
私が猫の方の人です(笑)
そしてモデルになった宝山の看板猫 ミー太さんです?? pic.twitter.com/Y5JMfqHpMn
#宝山酒造 でエゴサーチはしてたけど、ふと #酒を売る犬 で検索したらメッチャツイートされてた??
— 宝山酒造@2代目「二才の醸」醸造元 (@erk0304) 2017年2月15日
お返事しきれない...不覚_(:3」z)_
とりあえずいいね押しまくった??#酒を売る犬、酒を造る猫 は #宝山酒造 のお酒ですよー??