石川県民の知られざるソウルフード「タラの子付け」
2017.02.12 07:03
[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2017年1月31日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、「タラの子付け」の紹介をしていました。
石川県民には愛着のある一品ですが、県外出身者には珍しいものだそうです。
タラの真子も大きさで呼び方が違う
「タラの子付け」は、タラの身を昆布じめにして、子をまぶしたものです。昆布しめにした弾力と子のプチプチがおいしく食感がくせになります。
子は、マダラの真子を茹でて塩や酒などで炒ったものですが、タラをこよなく愛する石川県民は、この真子も産卵間近の大きいものを「じゃりこ」、それよりも小さいものを「もちこ」と区別して、それぞれに好みで使い分けます。
このタラの子付けは、映画「武士の献立」で話題になった加賀藩の料理人の本にはすでに記されており、300年以上の歴史があります。
石川県民は、タラの1匹買いは当たり前で、身を天日干しにしたり、子に餅を絡めたり、なますを絡めたりして食べる地域もあります。
子付けも愛着のある郷土料理なのです。(ライター:りえ160)