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1泊2500円~! 寝台特急「北斗星」のベッド再活用の宿泊施設に、鉄道ファン続々

松葉 純一

松葉 純一

2017.01.13 11:00
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「Train Hostel 北斗星」フロント(画像提供:R.project)
「Train Hostel 北斗星」フロント(画像提供:R.project)

北斗星はかつて上野駅-札幌駅間を運行していた寝台特別急行列車だ。食堂車やロビーカー、個室寝台も連結し、「日本初の豪華寝台特急」とも言われ、多くの鉄道ファン、旅行好きに愛されていた。2015年、惜しまれながら運行を終了した。

その北斗星の2 段ベッドなど車内パーツを再活用した、宿泊施設「Train Hostel 北斗星」が、2016年12月15日、東京都中央区の日本橋馬喰町エリアにオープンし、話題となっている。

いったいどんな人たちが利用しているのだろう? Jタウンネット編集部は早速電話してみた。2017年1月11日のことだ。

「チェックインされた後、室内を撮影...」

4F客室 元B寝台(画像提供:R.project)
4F客室 元B寝台(画像提供:R.project)

電話で答えてくれたのは、「Train Hostel 北斗星」の運営事業社「株式会社R.project」の広報担当Kさんだ。

「開業してから、そろそろ1カ月になりますが、日本人のお客様がほとんどで、年齢層は年配の方から若者まで、本当に幅広いですね。やはり鉄道好きな方が多いようです」とKさん。出張で上京したビジネスマンから受験生まで、さまざまだ。台湾や中国からの観光客もちらほらという。

5F客室 元B寝台ソロ(画像提供:R.project)
5F客室 元B寝台ソロ(画像提供:R.project)

「チェックインされた後、室内を撮影して、ツイッターやインスタグラムなどSNSに投稿される方が多いようです。そうやって拡散していただけるのは、大歓迎です」

部屋はドミトリー(相部屋)と半個室の2種類があり、ドミトリーは1人2500円~、個室は4000円。「ずいぶん安いですね?」と聞くと、「ドミトリー形式の場合、相場だと思います」という返答。

3/5F 半個室 元A寝台ロイヤル(画像提供:R.project)
3/5F 半個室 元A寝台ロイヤル(画像提供:R.project)

半個室といっても、ドアはなくカーテンで仕切られているのみ。「セキュリティは大丈夫なんでしょうか?」と聞いてみた。「貴重品はコインロッカーに預けることができます」と広報担当・Kさん。また、ベッドの下には荷物を置くスペースを確保し、チェーンロックも付けられるという。

「北斗星のイメージを再現しながらも、ベッドサイズの幅は実寸よりも10センチほど大きくしました。宿としての快適性を高める工夫を凝らしています」。

2Fラウンジ(画像提供:R.project)
2Fラウンジ(画像提供:R.project)

またラウンジには、食堂車などのテーブルや椅子も使われている。客室内の案内表示など細部をチェックすると、楽しいかもしれない。

ツイッターには、既に宿泊を体験した人から、こんな声が寄せられている。

「北斗星(寝台列車)の雰囲気を大事にしているところは評価したいですね」「興奮で寝れませんw」といった感想も......。

「Train Hostel 北斗星」外観。すぐ隣りはJR総武快速線馬喰町駅出入口だ(画像提供:R.project)
「Train Hostel 北斗星」外観。すぐ隣りはJR総武快速線馬喰町駅出入口だ(画像提供:R.project)

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