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北海道民なら誰もが知ってるけど、他県民は「何これ?」な道路標識

松葉 純一

松葉 純一

2016.12.27 06:00
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2016年12月14日、次のような画像付きのツイートが投稿され、話題となっている。

北海道民には必要不可欠な「標識」らしい。いったいこれは何だろう?

「これがなくて吹雪いてたりすると......」

紋別市にある矢羽根付きポール(221.20さん撮影、Wikimedia Commonsより)
紋別市にある矢羽根付きポール(221.20さん撮影、Wikimedia Commonsより)

冒頭のツイートには、同じ投稿者から下のような補足説明が追加されている。

「調べてみたら『矢羽根付きポール』という正式名称だそうで、雪道で道路外側の白いラインが見えない時に大活躍します」とのこと。

北海道では、猛烈な積雪や激しい地吹雪などにより、走行道路の路肩を見失ったり、雪に埋もれたガードレールにぶつかる危険性がある。それを防ぐために設置されるのが、矢羽根付きポールなのだ。

これに関連して、こんな声が寄せられている。

「これがなくて吹雪いてたりするとカーブでそのまま直進して畑に落ちるよ」「ここから外れると最悪死ぬという」などとコメントである。

この矢羽根付きポールについては、過去のツイートでも話題になっていた。

「『矢羽根付きポール』も見えんくなると運転していて死を予感する」という人もいた。猛吹雪で、ホワイトアウトの状態になることもあるらしい。

また「矢羽根付きポールの重要性」を何回かに分けて、写真付きで解説してくれる投稿者もいた。まさに生死に関わる問題である。

国土交通省北海道開発局のWEB広報誌では、「矢羽根つきポール」について下のように解説されている。

たくさんの雪がふると、どこまでが道路なのかわからなくなってしまいます。とくに除雪作業をするときは、道路のはじがわかないと大変です。そこで、この「やじるし」が道路のはじを教えてくれるのです。
また、吹雪(ふぶき)などで、前が見えにくいときにドライバーに道路のかたちを教えてくれるのもこの「やじるし」なのです。
「やじるし」がついた高い棒(ぼう)を矢羽根(やばね)つきポールといいます。
矢羽根つきポールには、やじるしの部分が夜光るもの、いろんな形や色の種類があるので、みんなも調べてみては。
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