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「駐車場で、近所の子どもが私の新車にボールを...。相手の親『子どもが遊ぶ時間に停めてる方が悪い』」(埼玉県・40代女性)

ご近所トラブル調査団

ご近所トラブル調査団

2016.12.26 17:00
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埼玉県のJさん(40代女性・主婦)がアパート暮らしをしていたとき体験したトラブルは、近所の子どもへのささいな注意が発端だった。

嫌がらせを続け、聞く耳を持たないご近所さんとの「戦争」のような確執。怒りに駆られるJさんも、ついキツい言葉を発してしまう。その結末は――。

アパート駐車場は公園じゃない!

私たち家族が以前住んでいたところでの話です。

主人と2歳になる子どもとの3人で暮らしていた私は、持ち家を持つまでの間、小さなアパートに住んでいました。

そのアパートは駐車場がとても広く、横に8台の車とその前にも駐車できるほどのスペースがありました。そのため、子どもたちが駐車場で遊ぶ姿も多く見られ、子どもたちの安全面や車へのトラブルなどが起こるのではないかと心配をしていました。

画像はイメージです(Zaheer Mohiuddinさん撮影、Flickrより)
Ball

ある日、我が家に念願の新しい車がやってきました。もちろん、上記の駐車場に停めていました。

我が家が駐車しはじめて、数日たった頃でした。アパートの向かいに住む家の子どもたちが、ボールや一輪車で遊ぶ姿が気になり始めたあたりから、我が家の車に手形やボールの跡が頻繁に付くようになったのです。最初は黙っていたのですが、ある日とうとう車に傷が付いてしまったのです。

たくさんの嫌がらせは小さな注意が原因だった

私はすぐに管理会社に電話して訴えたのですが、個人で対応するように言われてしまいました。

そのため、駐車場で遊ぶ子どもたちに優しい口調で「ここで遊ぶのはやめてね」と伝えました。

それが、トラブルの始まりだったのです。

その子どもたちの家族は、両親と祖母、子ども3人の6人で住む家族で、我が家の向かい側に建つアパートに住んでいました。

その日からその家族の家のそばを通ると、近所の人たちとこちらを見てひそひそと話す素振りをし出したのです。さらに、私の部屋は1階だったのですが、2階に住むその家族は私たちを監視するように2階から双眼鏡を使ってのぞき始めました。

さらにそれだけではなく、アパートの部屋の前にゴミを置かれることや、私が2歳の子どもと一緒に雪だるまを作れば壊されるという、小さな嫌がらせをたくさんされました。

隣人との言い合いに頭がクラクラ!

私が車のエンジンをかける時には、1分でもかけっぱなしにしていると窓を開けて「排ガスが入るんだよ!」と怒鳴ったり、エンジンをかけてすぐに出発しないと、狂ったように怒りながら外に飛び出してくるのです。

さすがに頭にきた私は「お宅のお子さんが駐車場で遊んで、車に傷を付けたことが始まりですよ!」と言うと、「そんなものは傷のうちに入らない! 広い駐車場なんだから遊ぶことの何が悪いんだ! 子どもが遊ぶ時間帯に車を止めている方が悪いんだ!」などと、とても話にならない言葉が返ってきました。

自分の非は一切認めずに全く話の通じない人間に初めて遭遇して、どうして良いものか本当に悩みました。何を言っても通じないだけで済めば良いですが、危害を加えられることに恐怖を覚えた私たちは、早急にこのアパートを出て、家を建てることにしたのです。

穏やかな主人も怒り心頭の出来事が

主人とも意見が一致し、アパートを出て家を建てる計画をし出してからはどんどんと話が進み、新居とアパートを行き来する日が続いた日のことでした。

我が家が借りている駐車スペースに「バンザーイ! やっといなくなる!」と、チョークで大きく書かれていたのです。

今まで黙っていた主人も怒り心頭で直接その家に抗議に行きました。しかしインターホンを鳴らしても一向に出てきません。窓から子どもと母親が覗いているのは見えているので、在宅しているのに出てこないのです。

私は、もうこの家族と関わることもないと思い窓に向かって「車の修理費の請求書は、後日、内容証明と一緒に送りますから」と叫びました。これは事実ではなく、頭にきた私の口から出たでまかせで、少しでも嫌な気分にさせたいと言う思いから出た言葉でした。

離れることが結果的には解決策に

かなりの怒りで向かった主人でしたが「話の通じない人間に関わっても時間の無駄だよ」と言い、家に戻ってしまいました。私の方はまだ気がすまず、メモ用紙に殴り書きをしてポストに入れて新しい家に戻りました。

「家族で他人の家を監視するのはどういった理由でしょう。子どもにやって良いことと悪いことは教えた方が良いですよ! 他人を追いやるのはどんな気分ですか。子どもたちを遊ばせてあげたいならば、庭のある家に引っ越しした方が良いですよ! 双眼鏡で監視している姿の写真は保存させていただき、何かあった時に使わせていただきます。私たちは広い庭の家に引っ越します。二度とあなた方と関わり合いにならないことを願います」

それ以来、そのアパートがあった場所には訪れていませんが、あのまま住んでいて子どもが幼稚園や小学校で一緒になっていたかもと思うと、本当にぞっとします。

結局は、逃げるかたちで解決したことになりましたが、あれ以上被害が拡大することを考えれば本当に良い選択だったと思っています。

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