衝撃! 「食べるマックスコーヒー」大盛りは、脳がしびれる猛烈な甘さです
練乳入りの激甘コーヒーとして、知る人ぞ知るのがマックスコーヒーだ。コカ・コーラ カスタマーマーケティングが販売しているコーヒー飲料である。正式名称は「ジョージア・マックスコーヒー」だが、千葉県民は親しみを込めて「マッカン」という愛称で呼ぶという。
このマックスコーヒーの特徴は、多量の練乳(コンデンスドミルク)が入っていること。糖分量は9.8%で、とにかく甘い。カフェ・オ・レやコーヒー牛乳をさらに甘くしたような激甘である。同様に練乳をたっぷり入れるベトナムコーヒーを想起する人もいるという。
「食べるマックスコーヒー」と称する激甘コッペパンが評判を呼んでいると聞いて、Jタウンネット編集部はさっそく千葉駅エキナカにあるカワシマパンに行ってみた。
「千葉のソウルドリンク マックスコーヒー×コッペパン」
11月20日に開業した千葉駅新駅舎内の商業施設ペリエ千葉エキナカの通路、7・8番線ホームに降りる階段横に、めざすカワシマパンがあった。入り口のドアには、「やみつきになる甘さ MAX COFFEE」と書かれたポスターが貼られていた。その下には「千葉のソウルドリンク マックスコーヒー×コッペパン」と記されている。
コッペパンの写真も大きくデザインされており、「マックスコーヒー味のクリームを挟むことであの味をコッペパンで再現!」というコピーも添えられている。なるほど、コッペパンの間から見えているのは、マックスコーヒー味のクリームなのだ。
カワシマパン店頭にはメニュー表が置かれていた。好きな具材が2つまで選べるオリジナルコッペが注文できるようだ。「カスタム コッペパン」という方式だ。おかず系、おやつ系に分かれ、さまざまな具材が10数種類も並んでいる。本来なら、ここで大いに悩むところだが、今回は迷わずマックスコーヒーを選択した。
ところが、通常と大盛りの2種類があるではないか。通常と大盛りでいったいどう違うのだろうか。大盛りは通常の2倍の量が注文できるらしい。もちろん料金も2倍である。どうしよう?と迷っているうちに、後ろにお客さんの影が......。どんどん行列ができていく。
パニック寸前になった筆者は、思わず大胆な行動に出てしまった。それは......?
2種類共、買ってしまったのである。通常の「食べるマックスコーヒー」と大盛りの「食べるマックスコーヒー」である。糖分は通常の3倍近くはあるだろう。カロリーは......?考えたくもない。どうするんだよ、という後悔を打ち消すため、食べることにした。
最初は、通常の「食べるマックスコーヒー」だ。一応、コッペパンの中を開いてみよう。マックスコーヒー味のクリームがべったり塗られている。よしよし、自分自身を納得させながら、かぶりついてみた。
「うま~い!」、さすが練乳をたっぷり入れたクリーミーな味わい。コーヒーのほろ苦さはあまりない。そして「甘~い!」、しっかり甘味はあるが、けっしてくどくはない。なんとも不思議なコッペパンである。ひと口、ふた口と食べているうちに、「これなら、イケる」と頷いている自分がいた。そう、大盛りに挑もう。
大盛りの中身を確かめてみよう。全然、量が違う。やはり通常の2倍の量はありそうだ。「恐れることはない、行ってしまえ」。かぶりついてみると、マックスコーヒー味のクリームが口の中で溶けて、広がる、そして溶けてゆく。もはやコッペパンではなく、ケーキを食べているようだ。
やがて、甘さで頭がしびれてくるような、今までにない感覚にとらわれる。糖分も、カロリー値も、どこかへ飛んでしまった。もし、くせになる甘さというものがあるとしたら、これかも知れない。「食べるマックスコーヒー」大盛りには、くれぐれも気を付けた方がいい。