養命酒の公式キャラ「養命酒の瓶」くんと「養命酒の箱」さんが、一度見たら忘れられない
キャラクターではなく、社員
会議室で待っていると、不意に、にょきっと扉を開ける黒い腕(のようなもの)が現れた。商品そのままのボディーに、すらっと生えた手足(のようなもの)が特徴だ。
はじめにごあいさつ。彼らは養命酒製造に勤める社員なので、当然、名刺交換のビジネスマナーを身に付けている。しかも養命酒が誕生した400年前から勤めているという、社内で一番の古株だ。

名刺交換

社員の方と同じ名刺デザイン
二人の母語は私たちには分からない言語なので、社員の方に通訳してもらいながらインタビューを進める。まずは二人のプロフィールをご紹介。
養命酒の瓶くん

能天気なお調子者。遮光性の茶色いガラス瓶なので、何を考えているかわからない。身軽でアグレッシブだが、不思議な行動をとることが多い。
養命酒の箱さん

穏やかで角が立つことを嫌うひかえめな性格。口数は少なく、ちょっと存在感が薄いのが悩み。瓶やカップを包み込む包容力の持ち主。
二人のほかに「養命酒のカップ」ちゃんもいるらしいが、社員の方でさえ社内で見かけたことはないという。
ここでちょっとした疑問が...
「瓶くん・箱さんということは、中身はどうなっているの!?」
瓶さんの頭を見るとわかるように、封がされたままになっている。つまり中身は養命酒。しかも400年もののビンテージ養命酒ということだろうか。

未開封

明治時代まで養命酒の製造に使われていた「もとがめ」(複製)
それにしてもディテールまで凝っている。細部まで商品と同じ薬事法に則った表記になっているそうだ。ただし、国ごとに薬事法が異なるので、このままでは海外出張には行けないらしい。

箱さんの背中