「真夜中、マンションに響く『トントントン』の音。犯人はいったい誰？」（埼玉県・40代男性）
埼玉県に住むKさん（40代男性・会社員）が住むマンションで遭遇した騒音トラブルは、真夜中に聞こえて来る、得体の知れない鈍い音だ。
住人の眠りを妨げる、「トントントン」という音。はたして真相は明らかになるのか？
住民のストレスが限界に！ 真夜中の騒音問題
私の住む分譲マンションでは、毎年同じ時期に決まって発生する騒音トラブルがあります。
マンションは北向きの棟と西向きの棟に分かれた構造になっており、西向きの棟にエレベーターが一基設置されているのですが、問題はそのエレベーターのそばで起こるのでした。
騒音は、深夜1時から2時の時間帯に「トントントン」と、何か硬いものを金づちで叩いているような鈍い音が響き渡るのです。その音はうるさくて眠れないほど大きな音で、私もその騒音に何度も起こされたことがありました。
音が聞こえるのは、私だけではありません。エレベーター側の部屋に住んでいる人は、みんなこの「トントントン」に悩まされていました。私など、「トントントン」と聞こえてすぐに、部屋の外に飛び出してどの部屋からの音かを突き止めてやろうと探したこともあったのですが、どうしても確認することができずに終わっていました。
怪しいのはやっぱりあの男？
ある日、マンションの管理組合がエレベーター側の住人すべてにアンケート用紙を配布しました。
質問内容としては、具体的にどんな音が聞こえるか、何階の部屋から聞こえて来るか、音が聞こえる時間帯は？といった内容でした。
ほかに自由記載欄があったので、私は心当たりのある人がいることを記載しました。それは、私の部屋の真下に住む20歳前後の男性のことでした。いつも昼からぶらぶらしていて、働いている様子もない少し怪しい人物です。騒音がその男性の部屋からではないかという疑いを持っていたのは、以前にこの男性が玄関のドアを開けて、何かを叩いているのを見たことがあったために、もしかしてと思ったからです。
そして、アンケートが回収されてから騒音はピタリとなくなりました。
真相はわかりませんが、私はやはり、あの住人ではないのかと思っています。いずれにせよ、今回のようなトラブルの際には、まず全体から情報を集めるということが有効ですね。
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