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シャベルとスコップ、どう違う? 広辞苑もあやふや、地域別調査でも...

Jタウン研究所

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2016.11.11 06:00
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「大きさ」で呼び分け

調査では、「大きいほうがシャベル/スコップ」「平らな形がシャベル/スコップ」「すべてシャベル/スコップ」「特に区別はしない」「その他」と選択肢を8項目用意した。

項目別に投票分布をみてみると、「シャベル」派・「スコップ」派に関わらず、「大きさ」に着目して呼び分けをしている人が多いことが分かった。

「シャベル」と「スコップ」呼び分けのグラフ(Jタウンネット調べ)
「シャベル」と「スコップ」呼び分けのグラフ(Jタウンネット調べ)

そこで全回答(422票)のうち、「シャベル」と「スコップ」を「大きさ」で呼び分けるという回答(333票)の都道府県別分布を調べたところ、下のような図になった。

「シャベル」と「スコップ」呼び分けの都道府県別投票分布(Jタウンネット調べ)
「シャベル」と「スコップ」呼び分けの都道府県別投票分布(Jタウンネット調べ)

「大きいほうがスコップ」の得票は全国で127票(30.1%)あったものの、最多得票を得た都道府県は少ない。しかし、北海道と神奈川、富山では「スコップ」派が大差をつける結果に。また、西日本では「スコップ」派がみられないこと、中部・関西地方を中心に「シャベル」の呼称が根付いていることが明らかとなった。

一般的には、東日本では「大きいほう」を「スコップ」、西日本では「シャベル」と呼ぶ傾向があるというのが「定説」として紹介されている。もっとも今回の調査では、はっきりと裏付ける結果は得られなかった。「大きさ」が区別の基準としては意識されているようだが、どっちがどっちとなると――広辞苑の定義同様、やはりあやふやなようだ。

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