大接戦のまま、投票の時を迎えるアメリカ大統領選挙。ドナルド・トランプ候補とヒラリー・クリントン候補、はたしてどっちが勝つのか。どっちが強いのか。選挙による決着の行方はさておき、ここJタウンネット編集部でも、勝手に2人の決着をつけてみることにした。 そう、バーコードバトラーでだ。 2人のパラメーターは...まさかの数字 バーコードバトラー。商品のバーコードを読み取らせると、そのデータから自動的にキャラクターを生成、戦わせることができる。1991年に発売され、当時の子どもたちの間で大人気を博したエポック社の電子ゲームだ。 7月の参院選でJタウンネット編集部は、各党代表に関する書籍のバーコードでバトルさせ、勝手にその行方を占い、ごく一部で好評を博した(なお激しいトーナメント戦の末、見事優勝を果たしたのはまさかの「国民怒りの声」。選挙本番での結果はご存じのとおり)。 というわけで今回は第2弾として、トランプ候補、ヒラリー候補に関わる書籍のバーコードで、2人にスペシャルマッチを戦っていただくことにした。 筆者(T編集長)とバーコードバトラー。なお、この写真はバトルが終わった後に撮影したため、筆者の目が死んでる。理由はこの記事を最後まで読めばわかります まずは、ヒラリー候補。 なお、2人に関する書籍は多数(正確にはトランプ候補はたくさん、ヒラリー候補はそんなにない)あるが、この対決では書店にある中で、最も新しいものを選んだ。 ヒラリー候補の書籍は、10月に発売されたばかりの『ヒラリーの野望』(ちくま新書)。果たしてどんな戦士が誕生するのか――。 うわっ、弱っ! 生命力はまあそこそこ、守備力は頼りないがまあ目をつぶっていい。だが攻撃力が200って......(まともなキャラなら5000~8000くらい)。子ども時代の筆者なら、「うわっ、使えなっ!」と即捨てるレベルのバーコードである。 トランプ候補の異常な能力値 これなら、よほどのことがない限りトランプ候補が圧倒できるのでは――。 というわけで、戦士・トランプを、やはりこの10月に発行されたばかりの『トランプ』(文藝春秋)から召喚。 ダメだ、絶望的だ......。 生命力は奇しくも同じ、守備力は9800と最強クラス。ここまではいい。だが攻撃力は驚異の「00」。戦士・ヒラリーのさらに下を行く。 筆者はこのとき覚悟した。この勝負、最悪の駄試合になることを――。 明らかに隙だらけなのに威勢だけはよくしぶとい 限りなく不安な気持ちの中、バトルスタート。 先攻は戦士・ヒラリー。颯爽と攻撃を仕掛けるが......。 攻撃力の低さと、戦士・トランプの打たれ強さもあって、100~200程度しかダメージが通らない。 これなら戦士・トランプにもチャンスがあるか、とも思ったが、 「行け!トランプ、攻撃だ!」 こちらもダメ。戦士・トランプにはなんと、ほぼすべての攻撃が「会心の一撃」になるというチートじみた特殊能力があったのだが、なにしろ攻撃力が「00」なので、会心なのにダメージ0という、あんまりな結果に。 子どものころさんざんプレイしたけど見たことがなかった、会心なのにダメージ0 一応、4回に1回くらいは100ポイントほど削ることができるのだが......。 明らかに隙だらけな相手に、もたもたしてほとんどダメージを与えられない戦士・ヒラリー。 攻撃の威勢はいいのだが、ふたを開けるとスカばかり、そのくせ妙にしぶとい戦士・トランプ。 その2人による、いつ果てるともしれない不毛な泥仕合――。 いや、あくまでゲーム上の話なのだけど。 30分間にわたる不毛なる死闘の末に さて、通常ならバーコードバトラーでの戦闘は、早ければ数ターン、長引いても20~30ターンもあれば片が付く。時間にして5分もかからない。 だが、このアメリカ大統領選挙 in バーコードバトラーはというと――。 50ターン経過。 100ターン経過。 ターン数をノートに取りながら、黙々とゲームを進める筆者 なにしろ、どっちも100か200かしかダメージを与えられないのである。そのくせ生命力だけは強いので、まったく終わりが見えない。 100ターンが経過したころ。完全にうんざりした表情の筆者 ひたすらぽちぽち「アタック」ボタンを押し続ける筆者も、そろそろ手がつりそうになってくる。 しかしさすがに100ターンを過ぎるころには、両者の差が開いてきた。スカも多い戦士・トランプに対し、戦士・ヒラリーはさすがに堅実に攻撃を当ててくる。 151ターン目。 最後まで戦い抜いた戦士・トランプであったが、戦士・ヒラリーのしょぼい一撃を受け、ついに撃沈した。 時間にしておよそ30分。不毛。あまりにも不毛な戦いであったが――大統領選 in バーコードバトラーは、戦士・ヒラリーに軍配が上がった。 ターン数をメモしたノート さあ、本番の結果はどうなるか。空の上で見ている神様が、筆者のような顔をしていないことを祈る。 もううんざり