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マンガを超えたドキュメンタリー オタフクソースの新人、「お好み焼」伝道のため世界へ

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2016.10.07 17:49
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広島市内にいたポーランド人に滅茶苦茶な英語で話しかけ、きっかけをつかもうと必死の秋田くん
広島市内にいたポーランド人に滅茶苦茶な英語で話しかけ、きっかけをつかもうと必死の秋田くん

   広島の庶民の味といえばお好み焼。美味しさを引き立てるオタフクお好みソースは、ソースの売り上げで日本一を誇る。その要因は販売元であるオタフクソース(広島市西区)のお好み焼愛にある。社員が一丸となって全国各地で普及活動を繰り広げた結果、広島発の味が地域を問わず支持されるようになった。その情熱はアメリカや中国をはじめ世界中に広がりつつある。

   2016年10月7日、そうした活動を紹介するドキュメンタリーWEB動画がYouTubeに公開された。タイトルは「秋田くん(18)世界でお好み焼を焼く」(全4回)。主人公は同社の「お好み焼課」(通称「焼き課」)に所属する新人・秋田悌くん(18)で、「自社のソースが世界で通用するかどうか、実際に自分の目で確かめてこい」とミッションを与えられた。彼は入社以来練習を繰り返し、ようやくお好み焼が上手く焼けるようになったばかり。いったいどんな展開が待ち受けているのか――。

舞台はポーランド、そしてスペインへと続く

   ミッションを達成するため、手始めに広島市内のお店でお好み焼を食べている外国人観光客に声を掛けまくる秋田くん。ポーランド出身の女性2人組に「あなたの母国へ行って、お好み焼を作りたい」と慣れない英語で懇願したところ、ようやくOKをもらう。

   数日後、彼はポーランド南部の古都クラクフへ降り立ち、1人目の女性、カーシャさんと再会する。持参したホットプレートとオタフクお好みソースを取り出し、お好み焼を作り出す。続いてカーシャ一家にポーランド風お好み焼を作るよう提案する。

   秋田くんは2人組のもう1人、ユリアさんのいる同国中心部のキエルツェへ向かい、さらに世界一の美食の街、スペインのサン・セバスチャンへ飛ぶ。どこに行っても彼は広島で磨いた腕でお好み焼を作り、笑顔でふるまう。さらに現地の食材を使ったお好み焼を創作するよう、出会った人たちに提案する。

   現地の言葉がしゃべれなくても、お好み焼を介したコミュニケーションは成り立つのか。そしてオタフクお好みソース(とお好み焼)と出会ったヨーロッパの人たちは、どんなメニューを創作するのか――。

   体当たりでロケに挑み、無事日本に戻ってきた秋田くんは次のコメントを発表した。

「今回の動画はポーランドとスペインの2か国に10日間行かせていただき、自分自身の成長にもつながるとても貴重な経験をさせていただきました。自分の知っている全ての英語力をぶつけて、お好み焼をお伝えしてきましたので、ぜひご覧ください」

   ちなみに本動画が公開される3日後、10月10日は「お好み焼の日」だ。お好み焼が鉄板やホットプレートで焼くときにジュージュー(10・10)と美味しく音を立てることと、みんなでホットプレートを囲んで食べる様子が輪(10の0)になって見えることから、オタフクソースが「お好み焼の日」と制定した。16年は「体育の日」にあたる。気の合う仲間や家族と一緒にお好み焼を食べるのも悪くない。

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