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「愛娘を亡くしたご近所さん。それ以来、私の父に辛く当たり...」(新潟県・30代女性)

ご近所トラブル調査団

ご近所トラブル調査団

2016.10.01 21:00
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今ならば、あの人の気持ちもわかる気がする――。

今回の出来事は、新潟県のEさん(30代女性・専業主婦)が高校生のときの話だ。Eさんの近所に住む娘さんが亡くなったときからそれは始まった。Eさんのお父さんが標的となったトラブルの原因とは。

隣人の不幸から始まった我が家のトラブル

私が高校生のときのことでした。私たち3姉妹と同年代の近所に住む娘さんが、事故でお亡くなりになりました。

一人娘ということもあって娘さんのお父さんはとてもショックを受けておられました。たまに外で会うときには何に対してもやる気がなくなったような、うつろな目つきをしていました。会社も退職し、家に引きこもる日々が続いていたようでした。

画像はイメージです(mrhayataさん撮影、Flickrより)
Sad Man

ある日、私の父がゴミ出しに出ると、そのご近所さんと鉢合わせになりました。

いつも通りに表情のない暗い顔をしていた娘さんのお父さんは、こちらから挨拶をすると、明らかにとても不快な顔をしてその場を立ち去ってしまったそうです。

私の父は、仕方ないという思いもあり見過ごしていましたが、その後何かにつけて我が家へクレームを訴えるようになってきたのです。

今なら理解できるやりきれない思い

祖母の通うデイサービスの送迎車が家の近くに停車した際には「そんなところに車を停められると、うちの車が出入りできない」というクレームを言ってくる日もありました。

またある日には、我が家に植えてある木の落ち葉で側溝が詰まってしまい迷惑だというクレームを言ってくるなど、とにかく私の父に対してとても厳しく接してくるのでした。

何か危害を加えられたわけでもなく騒音でうるさいというわけでもないため、警察にも相談することができず、父と私たちはただただ我慢するしかない毎日でした。

しかし、ある日それは終わりを迎えました。

私や姉が結婚をして家を出ると、それまでの嫌がらせはパタリとおさまったのです。一人娘を失ったその父親からしてみると、3人娘に囲まれて過ごしている私の父親が憎い存在だったのかもしれません。自分自信が親となった今となってはとても気持ちがわかるだけに、切ないトラブルとして記憶に残っています。

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