フジ・とくダネ!、「大隅半島」を「大隈半島」とテロップ表示
台風16号が2016年9月20日0時過ぎ、鹿児島県の大隅半島に上陸した。大隅半島とは鹿児島湾の東側に位置する半島だ。
ところがフジテレビの情報番組「とくダネ!」では、8時1分と8時18分に
「きょう午前0時すぎ 台風16号が鹿児島・大隈半島に上陸」
とテロップの字を誤って報じた。
「大隅」と「大隈」は字面が似ているが、「おおすみ」「おおくま」と読みが異なる。
とくダネの大隅半島の字が違った...
— ??あき ボン?? (@autumnsail) 2016年9月19日
大隈半島じゃないよ
??大隈半島
— べ (@64kt) 2016年9月19日
??大隅半島#とくダネ
ちなみに間違っていたのはテロップのみで、アナウンサーの読みはどちらも正しかった。
この2つを混同している人は多いようで、ツイッターでも「大隈半島」と検索すると、該当する投稿が多く見つかる。
なぜ「大隅」と「大隈」を間違えるのか
パソコンの漢字変換システムの一部には、「おおすみ」と入力すると「大隅」はもちろん、人名地名の候補に「大隈」が出てくるものがある。iPhoneでは「おおすみはんとう」と入力すると、「大隅半島」の次に「大隈半島」と予測変換される。
おおすみはんとうって打つと大隈半島が出てくるのが悪いんですよ pic.twitter.com/87RbLIvPq7
— あんと (@antsondah) 2016年9月19日
試しにグーグルで「大隈半島」と検索すると、「大隅半島」がヒットした。
インターネット上に「大隈」と書いて「おおすみ」と読む地名があるとの情報があったが、調べたところ読みは「おおくま」で、「大隈」を「おおすみ」と読む事例はなさそうだ。
広辞苑で調べたところ、「おおすみ」に該当するのは「大隅」のみだった。