「住人のゴミを漁りチェックする理事長。定年で、家に居場所がないらしい...」(東京都・20代女性)
前回に続いて「監視」にまつわる話題。東京都のYさん(20代女性・専業主婦)は、分譲マンションの一室に賃貸契約で入居(いわゆる分譲賃貸)している。結婚後に初めての住居。そこで起こったトラブルは、マンションの理事長による長時間の監視行為だった。
Yさん夫婦が巻き込まれた、前途多難な新婚生活とは?
楽しいはずの新婚生活は監視の日々
私たち夫婦は新婚生活を送るため、都内にある分譲賃貸のマンションを最初の住居として選びました。
これから始まる生活を楽しみにして迎えた引っ越しの当日。私たちを待っていたのは、購入した家具や家電の搬入から始まり、引っ越しで出た段ボールごみの出し方まで目を離すことなく見はっているようなマンション理事長の姿だったのです。
手伝ってくれるわけでもなく、ただ腕を組んでジロジロと見ているのはとても不愉快でしたが、その日は会話することもなく終わりました。
入居後しばらくたったある日、マンションのごみ捨て場にごみを捨てに行った私は、部屋に戻ったあと出し忘れたごみに気づき、再度ごみ捨て場に戻りました。
すると、そこにはさっき私が捨てたごみを漁る理事長の姿があったのです。私はそれを見て寒気がしました。
捨てたごみの開封は法律的には問題がないようですが、プライバシーを侵害されていることや、何より気持ち悪さにストレスを感じる日々が続きました。
理事長との接触を減らすことでトラブル減に
その後も私たち夫婦は、マンションのルールをきちんと守り過ごしていました。しかし、理事長の執拗にな監視する行為は変わらず続いたため、思いきって疑問をぶつけてみたところ「分譲マンションの中で賃貸契約をしている住人はマナーが悪く信用できない」という返答でした。
今後のことを考え直接争うことは面倒でしたが、理不尽な理由で監視されることに我慢ができず、私たちは同じマンションの住人に相談を持ちかけました。
すると、その理事長は定年退職をしたあと家庭内に居場所がなく、戸外での監視を生き甲斐のようにしているということや、理事長の問題行動は、ほかにも困っているひとが多いということなどを教えてもらいました。
対策方法として、理事長が主に監視をしている午前中にはあまり目立つ行動をしないことをすすめられました。
また、ごみ捨てに関しては24時間出すことができるので、夜間に出した方が良いというアドバイスをもらい実行することにしました。
ほかにも、宅急便の受け取りは出来るだけ遅い時間に指定するなどして理事長との接触を極力減らし、管理人にも相談し情報を共有することで協力してもらうことにしたところ、その後の理事長とのトラブルは徐々に減っていったのでした。
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