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主要3候補「以外」の都知事選(4)山中雅明さん 茨城県古河市からやってきた「未来(みらい)創造経営実践党」党首

竹内 翔

竹内 翔

2016.07.28 11:00
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「『どしちゃったの』って人が一番多いな」

山中さん、東京都民ではない。茨城県古河市に長年暮らしている。

元々の本業は税理士だ。20歳で試験にパス、全国最年少の記録だったという。過去には、地元の青年会議所(JC)の理事長も経験、いくつかの企業や団体のトップを兼務している。都知事選出馬を表明したとき、「古河市の市長選狙い?」と周りから言われたそうだが、確かに市長選なら有力候補になってもおかしくない経歴の持ち主である。

これまで政治経験はない。立候補の決意は、まさに突然だったという。各陣営の様子見が続き、なかなか立候補者が出そろう気配のなかった6月19日、舛添要一・前都知事の辞任4日後のことである。

周囲にも相当驚かれたそうだが(ご本人いわく「大騒ぎだよ、大騒ぎ」「『どしちゃったの』って人が一番多いな」)、その中からも仕事の付き合いがある人たちや、JCでの友人たちが手伝いを買って出てくれた。街頭演説の際にも、そろいの赤いシャツを着た男性たちが、通行人へのビラ撒きなどにあたる。

この日は直前に同会場で、桜井誠さんの選挙演説が。その効果もあってか、足を停めて話を聞く人も決して少なくなかった
この日は直前に同会場で、桜井誠さんの選挙演説が。その効果もあってか、足を停めて話を聞く人も決して少なくなかった

演説の語りぶりは、いかにも真面目な印象だ。公約も、都政への民間人積極登用、「中小・零細企業都市観光支援課」「中小・零細企業未来創造経営支援課」などの設置による中小企業の活性化、シルバー人材や未利用遊休不動産の活用など、ビジネス目線を活かした堅実な内容である。

キャッチフレーズは、「声なき声を、大きな声で叫びたい!」「私達、未来(みらい)創造経営実践党は《ドン・キホーテ》となり、今立ち上がります」。

「自分の心は自分が決める。自分の姿は○○が決める」
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