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「まるでジブリの世界」と話題、千葉・君津「濃溝の滝」に行ってみた

松葉 純一

松葉 純一

2016.07.10 11:00
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川べりに10人以上の人が...

駐車場脇の看板(写真は編集部撮影)
駐車場脇の看板(写真は編集部撮影)

家を出たのは、午前3時過ぎ。まだ暗い中、車を走らせ、君津市内に入る。市内とはいうものの、相当な山道だ。カーナビの目的地にセットした、「濃溝温泉 千寿の湯」に到着したのは、4時45分、夜は明けたばかり......。ところが清水渓流広場の駐車場には、10台近い車が停まっているではないか。「しまった、出遅れた」と一瞬思ったが、まだ5時前だ。

駐車場脇には「いらっしゃいませ 濃溝の滝へ」という看板が見える。「神秘的絶景を見て下さい。徒歩451歩」とも書かれている。案内されるとおり、公園内の散策路を進む。しばらく歩くと、幸運の鐘が現れた。この説明文には、ここの洞窟の由来が書かれていた。

幸運の鐘(写真は編集部撮影)
幸運の鐘(写真は編集部撮影)

約350年前、大きく迂回していた笹川から水田に水を引き込むために、洞窟が掘られたという。亀に似た岩があることから「亀岩の洞窟」と名付けられたとのこと。

幸運の鐘から坂を下って、川岸に降りる。洞窟の滝を挟んで、川べりに10人以上の人が見えた。すでに三脚を立てカメラを構えている人も......。水の中に入るため、ビーチサンダルに履き替えているらしい。水は冷たいし、空気もまだひんやりしている。そこには緊張した雰囲気が漂っていた。

洞窟の向こうから差し込む光線を狙って、早朝から集まって来ているようだ。三脚を持った人の数は、あっという間に増えていく。まだ5時を少し過ぎたばかりだというのに......。

濃溝の滝(写真は編集部撮影)
濃溝の滝(写真は編集部撮影)

残念ながら、天候は曇り。強い日差しは期待できそうもなかった。筆者は、フィルターをいくつか替えて撮影してみた。上と下2つが、その写真である。

濃溝の滝(写真は編集部撮影)
濃溝の滝(写真は編集部撮影)

濃溝の滝(写真は編集部撮影)
濃溝の滝(写真は編集部撮影)

結局、思うような写真は撮れなかったが、山深い清流の畔で過ごしたひと時は貴重だった。時間は、あっというまに、8時になっていた。

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