「お弁当で下敷きになってるパスタ」は本当に必要か? 皆さんの本音を聞いてみた
近所で買ってきたお弁当を開けてみて、揚げ物やハンバーグなどのおかずの下に、お約束のようにパスタが敷かれている。あのパスタはいったい何のため? そんなことが気になったことはないだろうか。
油の多いおかずの余分な油を吸わせるため、揚げたてのおかずの熱で容器が溶けるのを防ぐため、などといった目的があるらしい。「でも、ご飯の横にパスタでは、炭水化物が過剰じゃないかな」という意見もある。「いや、パスタが好きなので、あれはあれでいい」と反論する人もいるだろう。
そこでJタウン研究所は約1か月にわたって、「お弁当で下敷きになっているパスタ、いる?いらない?」をテーマに、都道府県別のアンケート調査を行った(総投票数970票、2016年5月27日~7月6日)。はたして、その結果は――。
「いる」派「いらない」派、拮抗しているが......
全投票をあわせた数値は、「いる」が512票(52.8%)だ。「いらない」は458票(47.2%)。結果はほぼ互角と言っていい。下の円グラフをご参照いただきたい。
都道府県別に見てみよう。各県ごとの最多得票を色分けすると、上のような日本地図になった。
北海道こそ「いらない」派が勝ったものの、東北は総じて「いる」派のグリーンが優位に立っている。
関東各県でも「いる」派「いらない」派が拮抗した神奈川県、「いらない」派が優勢だった栃木を除き、グリーンがひしめいている。甲信越・中部エリアも同様だ。
近畿地方を見てみよう。京都府(52.9%)、大阪府(57.4%)、奈良県(77.8%)、と、「いらない」派が優勢である。
中国地方も「いらない」派が優勢。広島県(61.5%)、島根県(66.7%)、山口県(66.7%)で「いらない」派が優位に立った。「いる」派は鳥取県のみ。
対して四国、九州は「いる」派が奮闘した。
こうやって全国を見てみると、「いる」派と「いらない」派は接戦を繰り広げている。......とはいえ、近畿と中国を除くと、「いる」派のグリーンがどちらかといえば優勢だ。お弁当の中で下敷きになっているパスタの存在感、けっしてあなどってはいけない、と言えるだろう。