街中で「野生動物」に遭遇したことある？ 「駐車場に鹿が」（北海道）「球場にイノシシが」（埼玉）

猛然と走り出した外野手、その後ろに！

サル以外で多くの人から目撃談があったのは、イノシシだ。

広島県のCさん（30代女性・IT）は夜、四国へとつながるしまなみ海道を自動車で走っていたところ、闇の中からぬっと影が！　イノシシである。

「気が付いたときにはもう目の前で、やむなくそのまま轢いてしまいました」

Cさんにケガはなかったものの車のダメージは大きく、ナンバープレートは外れ、エンジンを交換する羽目になったとのこと。

大分県のDさん（40代女性・主婦）の地元は、田んぼなども多いのどかな田舎町だ。イノシシがうろうろしているのも日常茶飯事だったが、ある日Dさんが帰ってくると、家のすぐ前にどんとイノシシが待ち受けているではないか。

「何十年と住んでいて、こんなに近くでイノシシを目にしたのは初めて。驚いてその場に固まってしまいました。すると向こうも、私に気付いてびっくりしたのか、山の方へと走り去っていきました。イノシシに襲われてケガ、というニュースはよく見ますが、実際に遭遇すると本当に驚きと怖さで何もできなくなるものなんですね......」

極めつけは、東京都のEさん（40代女性・会社員）の体験談だ。埼玉県の河川敷で、子どもが所属する少年野球チームを応援していたところ......。

「急に、守備についていた相手チームの外野手が必死の形相でホームの方に走ってきました。『どうしたのかな？』と思ってその子の後ろを見ると......なんと、イノシシが追いかけてくるのです！」

幸い、イノシシも大勢人がいるのに怖気ついたのか、途中で方向転換して逃げ去ったという。後で地元の人に聞くと、「最近、河原ではよく見かけるよ」。外野手の彼（彼女？）も、早く教えてほしかったに違いない。