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これが奇数の宿命...ペアを組んだら「余りそう」な都道府県ランキング

Jタウン研究所

Jタウン研究所

2016.06.10 06:00
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「都道府県でペアを組んだらどこが余るのだろう?」というのは、ネットでもたびたび盛り上がる話題の1つだ。そのたびに、それぞれの地域の出身者が「うちはあそこと組める!」という熱論を交わしている。しかし、都道府県の総数は47、どううまくマッチングできたとしても、必ず1か所だけ余ってしまう......。

Jタウン研究所は約2か月にわたって、「47都道府県でペアを作ったら、余りそうな都道府県は?」をテーマに、都道府県別のアンケート調査を行った(総得票数2110票、2016年4月13日~6月6日)。

はたして、その結果は――。

北と、南と、ど真ん中

まずは全体のランキングだが、3つの地域に票が集中する結果に。1位の北海道の得票率は17.8%、沖縄県が15.9%で2位となった。

これはある意味予想通りでもある。地理的に離れていることは、やはりペアを組む際の妨げとなってしまうのだ。

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北海道に関しては、青函トンネルと北海道新幹線があるのだから、東北のいずれか、せめて青森と......という考えも浮かんだが、東北は6県と偶数だ。海やトンネルを渡る前に、近場の県同士でペアが完成してしまうのだろう。北海道新幹線がより浸透し、東北との距離が近づくことで結果は変わっていくかもしれない。

2位の沖縄県は更に本州から離れている。鹿児島県からの距離はおよそ700km、当然ながら陸路は存在せず、移動手段はもっぱら空路である。沖縄県の大動脈である国道58号線は、海を隔てて鹿児島県にまで伸びているとはいえ、700kmもの距離はやはり遠い。しばらくは海底トンネルや新幹線が作られる予定もないため、この距離は縮めがたい。

それらの地理的要因が考えられる2地域に続いて、日本の中心地である東京都が第3位にランクインした。関東圏からは引っ張りだこのイメージがあるが、国家にも匹敵する巨大な経済力を持つ東京都と組むと、「ペア」というほど対等にはなれないということだろうか。

実際に、茨城の15.6%、埼玉の12.3%、千葉の10.5%は東京都へ投票している。東京都からも、自身への投票率は11.4%だった。過ぎたるは及ばざるが如し、ということなのだろう。東京都と他の46道府県全てがペアとなることが、誰も余らない、幸せで優しい選択肢なのかもしれない。

茨城、佐賀、山口は「エリア内の余り組」?

一方、ちょっと意外なのがともに4位となった茨城、佐賀、そして6位の山口だ。北海道、沖縄のように周囲から距離が離れているわけでもないし、東京などのような大都市圏というわけでもない。

だが考えてみると、例えば地方ごとにペアを組もうとすると、茨城のある関東は7都県、佐賀の九州は7県、山口の中国は5県と、いずれも奇数だ。どうしても1県余る。これら3県は、各地方内の「余りそう」枠ということなのだろうか。

次は東京、大阪、名古屋、福岡の大都市地域におけるトップ3を見てみよう。上位2地域は全国版と同じく北海道と沖縄県がランクインしているが、3位には新たな地域も顔を出している。

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それぞれの3位には、東京都と福岡県では東京都、大阪府と愛知県では大阪府がランクインした。また大阪府・愛知県では、東京がベスト3から漏れている。愛知県民的にはもしや、「東京と組むのは我が県」ということなのか?

大阪府が自らランクインしているのは、「並び立つものがないオンリーワンにふさわしいのは、東京ではなく我が大阪」という意思表示かもしれない。

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