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え?こんなところに? 今注目の民泊施設に潜入してみた

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2016.05.25 06:00
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普通の一軒家に引っ越したかのように泊まる、それが民泊

近所になりそうな普通の一軒家が、国際交流の最前線に
近所になりそうな普通の一軒家が、国際交流の最前線に

羽田空港国際線ターミナル駅から2つ目、京急線穴森稲荷駅から徒歩6分ほど。住宅街の中に、「羽田民芸ホテル」はあった。一見すると、地味な一軒家。のぼりなどもまだ出ていないので、何名もの記者がたどり着くまで迷ってしまったほど、周囲と溶け込んだ、本当に普通の家が、今回の目的地「羽田民芸ホテル」だった。

ずらりとこけしがお出迎え「いらっしゃ~い」
ずらりとこけしがお出迎え「いらっしゃ~い」

お手製の「こけしャンデリア」
お手製の「こけしャンデリア」

実家に帰ってきたような感じで引き戸の玄関を入ると、中も本当に普通の一軒家。親戚の家に遊びに来たような感覚だ。部屋に入ると、こけしや凧など、「民芸ホテル」の名を裏切らない装飾がお出迎えだ。こけしをくり抜いてスタッフ自らが作ったという「こけしャンデリア」が天井からぶら下がっている。

大学の友達の下宿のような...
大学の友達の下宿のような...

部屋の中は和の装飾がいたるところに
部屋の中は和の装飾がいたるところに

押入れにはふとんが。ドラえもん好きの外国人に喜ばれるかも!?
押入れにはふとんが。ドラえもん好きの外国人に喜ばれるかも!?

生活感あふれる台所
生活感あふれる台所

ちゃんと湯船付きのお風呂
ちゃんと湯船付きのお風呂

日本が誇る洗浄機能付きトイレもばっちり完備!
日本が誇る洗浄機能付きトイレもばっちり完備!

築50年近いというこの家は、中はしっかりリフォームされていて、清潔感のある印象。最大収容人数は8名で、間取りは1階が一部屋(6畳・フローリング)、2階が二部屋(6畳と4畳半、和室)。ガスコンロや電子レンジ、冷蔵庫はもちろん、洗濯機はあるし、洗浄機能付きトイレに、お風呂も完備と、旅で泊まるというよりは、暮らすように泊まる施設なのだ。

気になる料金だが、季節により変動があるが、1泊2万円くらい、1人当たり3500~5000円ほどを想定。民泊の条件として、6泊7日以上の利用が必要なので、親子三代大家族での旅行や企業や学校の研修や合宿などの需要が見込まれる。これから2階のエアコンや、Wi-Fiなど通信環境の整備も予定されており、より利便性は高まりそう。この施設は外国人専用ではないので、6泊7日以上という条件さえクリアできれば日本人でも利用できる。駅からの道中には深夜0時まで営業のスーパーや、ホテル隣には惣菜店もあるなど、自炊も織り交ぜながらリーズナブルに旅を楽しみたいという層には、うってつけの施設のように感じた。

今回潜入取材を実施して、開業前ということもあり実際の利用者の声を聞くことができなかったのは残念だったが、大勢のグループで抑えられるところは抑えつつ旅行を楽しむには民泊は理想的に感じた。今後利用者へのマナー啓発や周辺町内会との連動などの問題を解決し、民泊が日本にビジネスとして根付いていくのかどうか、慎重に見守りたいところだ。

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