「『ここはもう、子育てする環境じゃない』 近所のおばあさんから浴びせられた言葉にショック」(千葉県・30代女性)
保育所や学校などを建てようとすると、地元住民から「うるさい」などと反発が――こうした、子育て世代と比較的年長の世代の間のトラブルが、最近各地で報告されている。
千葉県のNさん(30代女性)から編集部に寄せられた体験談も、ある意味でその一例といえるだろう。子育て中のNさんが、ご近所の高齢者から浴びせられた言葉とは。
引っ越して数年、突然チクリ
「ここはもう、子育てする環境じゃないの」
引っ越して数年経ったある日、突然ご近所さんから、チクリと刺すような言葉を告げられました。
桜がきれいな公園が目の前にある、築30年に差し掛かろうとしている分譲マンションでの出来事です。
私たちは3階の角部屋に、賃貸契約で住んでいました。引っ越し当初は、子どもが0歳と4歳。
見渡せば、周りは老後を静かに生活したい人ばかりでした。皆さん、表面上は優しく接してくれていたのですが、ある日、浴びせられたのがこの一言です。
「昔は、駐輪場にブランコなんか置いて、みんなで子育てしたものだけど、今は静かに老後を過ごしたいの」
「あなたに住人が優しくしてくれるのは、社交辞令だとわからないの?」
思い出すと――。住んでることが犯罪と言われているような、悲しい気持ちが甦ります。
しかも、フツーの顔で、フツーの話をしているときに言うから、理解するのに、時間がかかりました。
子育てしてきた人たちなのに、子育てする環境じゃないと...
自分たちは子育てしてきた人たちなのに、子育てする環境じゃないと。邪魔だと。
生き辛い高齢化社会を経験した5年間でした。
その後、あのマンションから徒歩圏内に庭付きの戸建を購入しました。
引っ越した当初は、「社交辞令だとわからないの?」という言葉が重く、近所付き合いも辛かったのですが、今はお花や野菜などいただきながら、コミュニケーションが取れるようになりました。
いい勉強になりました。
不動産屋さん。近所住人のリサーチはちゃんとお願いいたします♪
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