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幻のソフト「舛添要一 朝までファミコン」を、秋葉原で徹底的に探してみた【前編】

竹内 翔

竹内 翔

2016.05.20 17:00
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あの舛添要一都知事が、かつてファミコンゲームになったことがあるらしい――。そんな話題が、編集会議で飛び出した。

今や幻のゲーム。なお、内容の評価の方は......
今や幻のゲーム。なお、内容の評価の方は......

その名も、1992年発売された「舛添要一 朝までファミコン」(ココナッツジャパン)。当時、気鋭のタレント学者として活躍していた「我らが大師匠舛添要一」(パッケージより)が監修を務めた意欲作だ。もちろん舛添氏本人もキャラクターとして登場、主人公の頼れる助言者として、ビジネスにまつわるさまざまな知識を伝授してくれる(なお、氏の当時の肩書きは「国際政治学者」。ビジネス関係ない)。

......まあ、どの辺に需要があったのか、よくわからないゲームではあるが、舛添氏の人物像を探るためにも、ぜひこの作品を実際にプレイしてみたい。

だが何しろ24年前のゲームである。果たして、入手は可能なのか。

今回、Jタウンネット編集部は東京・秋葉原に向かい、総力を挙げて「朝までファミコン」捜索に乗り出すことにした。

記者3人でソフト探索競争

ソフト捜索に挑んだのは、この3人である。

いい大人が何をやってるんだろう
いい大人が何をやってるんだろう

T編集長(29歳):トレードマークは探検帽。今も家ではファミコンで遊んでいる。
K副編集長(28歳):J-CASTマスコット「カス丸」の中の人としてもおなじみ。
S記者(25歳):今年配属されたばかりの大型新人。パンチ力は200キロある。

仕事をほっぽり出してきているので、制限時間は3時間。各人別行動とし、見つけたら即購入。成果は、編集部に戻って報告――というルールを決める。

T「見事、ソフトを発見した人が勝ちということで」
S「秋葉原でレトロゲームを売ってる店というと......?」
K「いやいや、そういう情報は相手に教えない方がいいよ(牽制)」
T「秋葉原だけじゃなくて、中野とかに行くのもありなんだよね。まあ、判断は各人に任せよう(牽制)」
編集部の主導権をかけて...!
編集部の主導権をかけて...!

T編集長と、K副編集長がお互い牽制球を投げ合う中、12時45分、捜索スタート。

専門店に向かう編集長、その先を越す新人記者

解散とともに、3人はバラバラに歩き出す。各人の戦略は――?

真っ先に北上し、末広町方面へと向かったのは、T編集長だ。

「まあ、レトロゲームには僕はちょっとうるさいからね。専門店ならいくつか知ってるし、速攻でそこを抑えていけば、まず楽勝ですよ」

まず入ったのが、中央通り沿いの「レトロげーむキャンプ」である。個人的にもよく行ってる店だし、品ぞろえの良さにも定評がある。

「いやー、ここでいきなり見つけちゃうと、原稿が成立しなくて困るなー」

そんな算盤を弾きながら店内を探すが――。残念、見つからない。

「くっ......まさか、Buzzfeedあたりがすでに動いているのか......?」

だが、こんなこともあろうかと「プランB」はすでに用意してある。このまま北へ向かえば、末広町のレトロゲームの名店「フレンズ」がある。そこまで行けば――。

秋葉原の北隣、末広町にある「フレンズ」
秋葉原の北隣、末広町にある「フレンズ」

お昼時でもあるので、ラーメン屋で軽く食事を済ませてから、末広町駅前の「フレンズ」へ。ところが、そこで待ち受けていたのは、

「あ、Tさん。ここなかったですよ」
「げえっ!」
ばったり遭遇
ばったり遭遇

フレンズの前で「あまあげ屋」の揚げ饅頭をぱくついていたのは、新人のS記者であった。

後編へ続く

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