笑点50周年展では「あの座布団」にも座れちゃう! 思ったよりデカくてびっくり
日本テレビ系で毎週日曜17時30分から放送中の「笑点」。あのテーマソングを耳にすると、迫りくる月曜日に気が滅入るという声もある中、そんな凹みそうな気持ちを優しく笑いで癒してくれる長寿高視聴率番組だ。
1966年の放送開始から今年で50周年を迎えるのを記念し、「笑点 放送50周年特別記念展」が2016年4月27日から5月9日まで日本橋高島屋で開催中だ(入場無料)。
巨大歌丸さんのお出迎えにびっくり!
8階ホールの会場に着くと、すぐにあのテーマソングがお出迎え。
会場に一歩足を入れると、超特大歌丸さん人形の笑顔に歓迎される。
大喜利コーナーのステージを再現したコーナーには、歌丸師匠から山田くんまでのレギュラー陣が勢ぞろい。一気に気持ちを笑点の世界に連れて行ってくれる。
50年の歴史を紐解く年表には、これまでの笑点の歴史が詳細に。座布団10枚獲得時の賞品もわかっておもしろい。中には、歌丸師匠の振り袖姿の秘蔵写真もあるのでお見逃しなく!
演芸コーナーにゲストで出演した芸人一覧は、日本の演芸史に名を残す大物の名前が続々登場し圧巻だ。ツービート、爆笑問題はもちろん、伊丹十三、丸山明宏(美輪明宏)、平野レミなどの名前も。ゲスト出演回数ベスト10の発表もあるので、最多出演の芸人さんの名前はぜひ会場でご確認あれ。
さらに歩を進めると次は舞台裏コーナーに。
楽屋風景を写した写真や、制作台帳などお宝グッズのほか、大喜利で使用された被り物が展示される。秋田での収録時のキリタンポや富山収録時のホタルイカなど、ご当地性あふれながらかなりぶっ飛んだ被り物は必見だ。
また歌丸師匠が番組でいつも着用しているうぐいす色の色紋付も公開。この色紋付、季節によって、「あわせ」「一重つむぎ」「絽」と使い分けていることも明らかに。細かいところでちゃんとこだわりを見せる、番組の粋、本物のすごさが感じられる。
この色紋付に関しては、家紋にまつわるトリビアも解説されているので、こちらも現地で確認したい。
シアターコーナーで過去の名人芸を体感した後は、いよいよ体験コーナーに。
大喜利座布団初体験に感動!
体験コーナーでは、大喜利に欠かせないあの座布団に座ることができる。実際に目の前であの座布団を見ると想像よりも大きい。緊張しつつ正座。もうちょっとふんわりした座り心地を予想していたが、思ったよりも固めでしっかりしている。これはなかなかの感動だ。
山田くん気分を味わおうと座布団を持ってみた。意外とずっしり。これは、「お~い山田くん、全部持っていって!」と言われた時の山田くんの苦労がしのばれる。歌丸師匠、全部持っていけは少ない枚数の時にしてやってくれと...長年座布団を運び続ける山田くんに成り代わってお願いしたいところ。
隣には座布団10枚重ねが。危険なため座ることができないが、ざっと見たところ80センチ近い高さがあった。失礼ながらレギュラー陣の年齢層を考えると、あの高さでバランスを取りながら大喜利の答えを考えるのは日々の鍛練の賜物なのだろうか。
ほかに、笑点オープニングテーマの音ゲーもあり、とことん笑点の世界を体感できる。
最後に位置するグッズコーナーには、ここでしか買えない思わず欲しくなるアイテムがずらり。座布団カバー(1728円・税込、以下同)や、スイッチを入れると光ってテーマソングを奏でるキーホルダー(1296円)、定式幕柄など8種類あるマスキングテープ(各432円)、なんだか縁起のよさそうな大入り袋(432円)などがオススメだ。
オーダーの定式幕柄と大喜利座布団柄の座椅子(各9万9360円)は座り心地抜群で、笑点も楽な姿勢で見ることができそうな一品。
オープニングに登場した林家木久扇師匠いわく、「日本で唯一の演芸番組としてこの先70年も100年も続いてほしい」という「笑点」の世界観、日本の演芸の粋にたっぷり触れられるこの「笑点放送50周年特別記念展」は、この先、京都(7月20日~31日)、横浜(8月3日~15日)、大阪(8月24日~9月5日)の各高島屋を巡回する。
これだけ楽しめて入場無料。長くみんなに愛される人気の秘密を探りに行こう。