JR東日本、「E電」まだ使ってた! 発表文に甦った「死語」に驚く人々
1987年に命名されたけど...
「E電」が生まれたのは1987年。国鉄の分割民営化により、それまでの通称「国電」(国鉄電車の略)に変わる愛称として、JR東日本が定めたのが「E電」だった。作曲家の小林亜星氏らを選考委員に起用し、大々的にアピールしたのだが、「JR」の呼び名が定着したこともあり、すぐさま使われなくなってしまう。
「死語の代表例」として、人々の心に染みついている一方で、いまなお駅構内のポスターや看板に「E電」が使われることはあるようだ。
東京駅総武地下ホーム。こんなところに「E電」表記の生き残りが。地味に「JR東名ハイウェイバス」も。 pic.twitter.com/8W3Hge0tHT
— りょう@千反田奉太郎 (@ryo_R158) 2015年8月19日
勝沼ぶどう郷駅で、E電の文言を見つけた!
— 黒江欣忠 (@yoshikuroe) 2016年3月19日
30年間前JRに変わって、愛称決定から数年以内で廃れた、E電の文字を再び見る日が来ようとはw https://t.co/ceNby009cO pic.twitter.com/X52UEWs8rI
それから約30年。駅ナンバリングのニュースを受けて、関心のない人々も「E電」が現役だと知ったようだ。ツイッターには驚く声が出ている。
E電区間って未だに使ってるんだなぁと
— アル(AbyssLuke)【屑】 (@abyssluke) 2016年4月6日
首都圏エリアへ 「駅ナンバリング」を導入します[PDF]:JR東日本 https://t.co/9yjZevBlMx
— 潜熱 (@latent_heat) 2016年4月6日
PDFの中に「電車特定区間(E電区間)」という言葉を見つけてヒェェってなった。死語にするまいという強い意志を感じる。なってるけど。
「E電」という呼称が内部用語として割と頻繁に使われているのか、それともその呼称を導入した古参重鎮が資料を見て「なんでE電と呼んでないのかね?」みたいに「助言」をしてくる可能性があったりするのかしら、と妄想が膨らみます。>JR
— シロマ (@whitemage) 2016年4月7日
JR東日本が「E電」を使い続ける理由は不明だが、こうやって数十年後でも反応する人がいるということは、命名した意味はあったのかもしれない。