退去・立入禁止・解体...新国立競技場工事で、封鎖されゆく旧明治公園エリア
新国立競技場のデザインに、隈研吾氏の「A案」が決まってから、もう3か月がたった。
Jタウンネットは2015年12月に競技場跡地を訪れた(参照:国立競技場の跡地前で、生ガキをドロッと垂らして食べてみた)が、さらに工事は進行しているという。変わりつつある現場を、ひさしぶりに歩いてみた。
公園跡地は「立ち入り禁止」に
記事で「生ガキ」を食べた明治公園の広場は、16年1月27日に廃止済み。旧国立競技場と明治公園の境界にあった新宿区道(43-690)は、すでに11月27日に廃止されていたが、12月時点では歩行者に限って通行できた。しかし1月26日以降は、関係者以外立ち入り禁止となっている。
明治公園の閉鎖に伴い、都営霞ヶ丘アパートが建っている区画に、新たに都立公園が整備される予定だ。アパートは解体間近で、新たに掲示された「解体工事のお知らせ」が張られている。工期は4月8日~12月15日。新国立競技場と同じく、大成建設が請け負う。
アパートの一部出入口は、「防犯・安全管理対策のため閉鎖いたします」の張り紙とともに、すでに閉じられていた。前回の東京五輪(1964年)にあわせて建てられた、霞ヶ丘アパート。その古き良き景色が見れなくなる日も、そう遠くはなさそうだ。