一人牛丼で、テーブル席が空いている...あなたは座る?座らない?→全国に聞いてみた結果は...
「アリ」派が全国で優勢、「ナシ」派は西日本...?
全投票をあわせた数値は、「アリ」が1000票(53.6%)だ。「ナシ」は865票(46.4%)。わずかな差ではあるが、「アリ」が多数を占めた。下の円グラフをご参照いただきたい。
都道府県別に見てみよう。結果は総じて全国と同じように、「アリ」「ナシ」が半々に近い割合で拮抗した。それでもあえて各県ごとの最多得票を色分けすると、上のような日本地図になった。「アリ」と答えた人が多かった地域のグリーンは、東日本から関西、四国、九州と全国に広がっている。
北海道(60%)、青森県(55.6%)、岩手県(60%)、山形県(57.1%)、福島県(70%)など、東北各県では、「アリ」率が高い。北は「アリ」派が優勢だった。
茨城県(54.2%)、栃木県(55.6%)、群馬県(52.6%)、埼玉県(57.6%)、千葉県(54.3%)など、関東各県の「アリ」率の高さも高い。東京都は55%。神奈川県も55.7%だった。
「アリ」派は西の方にも見られる。大阪府(55.1%)、奈良県(53.8%)、滋賀県(66.7%)、三重県(59.1%)など、関西にも「アリ」派優勢なところがある。また福岡県(54.2%)、佐賀県(62.5%)、長崎県(72.7%)など九州、さらには四国にも、「アリ」派優勢なところは多い。
一方、「ナシ」が多い地域のクリーム色は、関西以西の西日本にまとまっている。京都府(57.9%)、和歌山県(54.5%)など、近畿地方は「ナシ」派が優勢だ。例外は大阪府、奈良県。兵庫県では「アリ」「ナシ」が拮抗している。
また、静岡県(52%)、愛知県(54.7%)、岐阜県(62.5%)といった東海地方も、「ナシ」派が優勢だ。鳥取県(66.7%)、岡山県(62.5%)、広島県(53.3%)といった中国地方も「ナシ」派が多かった。
中部・近畿・中国などでは、「ナシ」派優勢と言える。
繰り返しになるが、見ての通り各都道府県は「アリ」「ナシ」のどちらかが優勢かにかかわらず、その差はかなり小さかった。しかしこうして地図化してみると、東は「アリ」、西は「ナシ」という傾向が見えてくる。
細かいことにこだわらずテーブル席を使ってしまう東の人間、遠慮してがら空きでもカウンターを使ってしまう西の人間――というこの構図、果たして単なる偶然? 理由がわかるかたは、ご教示いただければ幸いだ。