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「苦笑しながらも感謝」...あの「翔んで埼玉」に所沢市長らからまさかの応援コメントが!

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2016.02.10 17:04
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「埼玉人の感性が乗り移って描いた」

30万部突破を記念し埼玉県の自治体にコメントを募ったところ、所沢市、行田市、飯能市の市長から激励コメントが寄せられた。

所沢市長の藤本正人氏は、

「『パタリロ!』の作者が、こんな本も出されていたとはついぞ知りませんでした。埼玉のそして所沢の宣伝をしていただき、苦笑しながら感謝しています。魔夜峰央先生は所沢にお住まいだったとのことで、とてもうれしく思います。この漫画がどんどん宣伝され、日本中に広まればさらにうれしいです。感想を、というので家に本を持ち帰ったところ「お父さんも買ったの?」と娘に言われました。既に買って読んでいたのだ・・・。ええいっ、こうなれば麗・麻美の活躍とブームが本市に吉と出ることを願いたい。」

と語った。

「翔んで埼玉」は1986年に刊行された「やおい君の日常的でない生活」に収録されていた作品。主人公である埼玉育ちの美少年が東京都民の埼玉弾圧に立ち向かうという、埼玉を題材にしたギャグマンガだ。また、所沢市は主人公の出身地でもある。

著者の魔夜峰央氏は執筆当時のことを振り返り、

「当時埼玉に住んでおり、埼玉の人の感性が自分に乗り移って描いたのだと思います。ただ、現在は神奈川県在住なので、よく思い出せません。人気が出ていると聞いて、なぜ今なんだろうと、不思議でなりませんね。当時はなんの反応もなかったので、嬉しい交通事故みたいですね。こんなのはじめてです。埼玉の皆さん、どーもすみません。」

と語った。埼玉に実際に住むことで感じたことを下敷きに描いたというが、当時の埼玉県を取り巻く状況はここまでひどかったのだろうか......

また、作者は埼玉県以外にも茨城や千葉も様々な作品でネタにしている。

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行田市長の工藤正司氏からは

「『翔んで埼玉』は、良い意味で読者の想像を裏切る展開で、大変楽しく読ませていただきました。約30年を経て、今の埼玉であればどのように描かれ、どのような結末を迎えるのか、続編があれば読んでみたいと思います。埼玉県は災害が少なく暮らしやすい土地柄もあって、おおらかな人が多いと言われていますが、この勢いにのって、全国各地に埼玉の魅力をどんどんPRしていきたいですね。機会がありましたら、「埼玉県名発祥の地」行田市にもぜひお越しください。」

と、飯能市長の大久保勝氏からは

「『翔んで埼玉』により、さまざまなところで埼玉県が話題になっているとのことで、魔夜峰央先生とこの作品の人気の高さを感じるところです。本市内の書店でも大きく取り上げられており、大変注目されていることがうかがえます。今後は埼玉県のみならず、わがまち飯能市もぜひ取り上げていただきたいと思います。」

と、埼玉PRへの期待の言葉が寄せられていた。

3人の市長からの言葉に対し、魔夜峰央氏は

「市長、次の選挙応援します!」

とコメントしていたが、現在は横浜在住であるため、選挙への投票はおそらく難しいだろう。

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