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「空き家をリフォームして夢の移住! ところが、隣人との土地問題が...」(長野県・30代女性)

ご近所トラブル調査団

ご近所トラブル調査団

2016.02.09 17:00
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社会問題化している「空き家」の増加だが、中にはこれを比較的安い値段で買い取り、リフォームして快適な生活を送っている人もいる。しかし、みんながみんなうまく行くわけではなく......。

長野県のSさん(30代女性・会社員)は、空き家を買い取ってかねて夢だった地方移住を果たした。ところがその土地には、前の持ち主時代から引きずるある問題があったのだ。

長年空き家になっていたおかげで...

元々、田舎暮らしに憧れていた私たち夫婦ですが、数年前、ついに長野県への移住を果たしました。長らく放置されていた空き家と土地を安く譲っていただき、リフォームして引っ越したのです。

ご近所さんもほとんどの方はいい人で、こちらで見つけた新しい職場にもすぐ馴染めました。お休みの日には畑も耕し、たまには少し遠出してアウトドア――そう、快適な毎日を送っております。ある一点を除いては......。

画像はイメージです(Michael Gilさん撮影、Flickrより)
Buick Rendezvous: Light Up Your World

私たちを悩ます唯一の問題は、お隣さんとの関係です。

上にも書きましたが、私たちの新居は元々、結構長いこと空き家状態でした。そうした中で、土地の境界線が少々あやふやになり、元々我が家側だったはずの敷地を、お隣さんが駐車場代わりに使うようになっていたのです。

「引っ越してから話し合えば...」が間違いの元

前の持ち主さんが家を売るに当たり、その問題を話し合ったのですが、「もう何年も許可を得て使わせてもらっている。今さら使うな、と言われても困る」と主張されて、結局なし崩し的に、引き続きそのスペースはお隣さんが使うことに。

別に土地の広さにはそれほどこだわりがなかったので、私たちも「それくらいいいか」という感じだったのですが、ちょっと困ったのはその場所が、私たちの寝室のすぐそばだったことです。

「あんまりいい気はしないけど......まあ、引っ越してから改めて話し合って、調整してもらえばいいよね」

と、当初は楽観的だったのですが、これが間違いでした。

真夜中にいつも車の音で起こされて...

引っ越してくるまで知りませんでしたが、お隣には私たちと同年代の息子さんが同居しておられました。例の駐車スペースを使っているのがこの息子さんだったのですが、なんと、仕事の関係で、毎晩帰ってくるのが真夜中、という生活だったのです。

考えても見てください。長野の夜、虫の声を聴きながら眠りについたと思ったら、日付が変わるころに音楽を流しながら、寝室の壁一枚向こうに車が滑り込んでくる、という状況を――。

たちまち私たち夫婦は睡眠不足です。飼っている犬も、寝入ったところを赤いテールランプに起こされるものですから、ワンワン吠えます。

「うるせえな、犬くらい黙らせろよ!」

ある晩、車を降りた息子さんがそう吐き捨てる声がはっきり聞こえました。私たちに聞かせるつもりではなかったのでしょうが、その言い方にもうカッチーン!と来ました。

「あそこの息子さんには関わるな」

そもそも考えてみれば、お隣さんの駐車スペースは何もここだけではありません。敷地はうちよりよっぽど広く、車をもう1台くらい停めることも十分できます。ただ、うち側に停める方が確かに道路との関係上楽なだけです。

例の件から数日後、夫婦でお隣さんに直談判に行きました。息子さんは不在です。お隣さんは迷惑をかけていることについては謝ってくれましたが、「あの土地に停めていい、って話は××さん(前の持ち主)との間でついている」と繰り返すばかりです。

別の近所の方にも相談したのですが、どうも例の息子さんは地元でも怒らせたら怖い、付き合いにくい人として通っていて、親御さんも口出しができないのだとか。「あそこの息子さんには関わらない方がいい。変にもめたら、何されるかわからないよ」と忠告され、結局泣き寝入りです。

今は布団をリビングに敷き、そこで眠る毎日を送っています。せっかくの寝室は、倉庫同然です......。

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