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立春の日には「生卵」が立つらしい→ホントだった!→翌日も試してみると...

城戸 譲

城戸 譲

2016.02.05 17:00
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物理学者が指摘した「大発見」

それでは、どうして卵が立つのだろう。物理学者の故・中谷宇吉郎氏は、1947年4月に「立春の卵」なる随筆を残している。それによると、「結論をいえば、卵というものは立つものなのである」そうだ。

卵の表面はザラザラしている。そのザラザラのうち、3~4点が台に接すると、「脚」のような役割を果たすのだ。今回立てた机は、木目調だったため、よけいに立ちやすかったのかもしれない。

右の卵じゃ上手くいかなかった
右の卵じゃ上手くいかなかった

戦後まもなくの大スクープ。そこには、ただ「卵が立つ」だけではない、大きな意味合いが込められていた。中谷氏は、考察の末、こう指摘している。

「少くもコロンブス以前の時代から今日まで、世界中の人間が、間違って卵は立たないものと思っていただけのことである。前にこれは新聞全紙をつぶしてもいい大事件といったのは、このことである。世界中の人間が、何百年という長い間、すぐ眼の前にある現象を見逃していたということが分ったのは、それこそ大発見である」
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