「マンション住民VS金持ちの犬! 対決を制したのは...」(愛知県・20代男性)
都心のアパートやマンションでは、ご近所同士の交流が薄くなりがちだ。しかし「共通の敵」が現れたとき、団結に成功した――そんな体験談を投稿してくれたのが、愛知県のTさん(20代男性・フリーライター)だ。
その共通の敵とは、お向かいさんが飼っている犬である。
人が来るたびに延々鳴き続ける...我慢の限界!
住んでいるマンションの目の前に、結構な豪邸があります。素性は詳しくは知りませんが、どこかの会社の社長だとかなんだとか......。
で、この豪邸が庭で、犬を飼っているんです。すらっとした、いかにも高そうな犬。これが――吠えるんです。とにかく。
豪邸に来客や宅配便が来たときはもちろんのこと、向かい合わせのうちのマンションに人が出入りしたときでさえ、もうギャンギャン、耳につく甲高い声で吠えまくる。しかも相当神経質らしく、一度吠えだすと20分は止まらない。
それが一日中ですから、神経に堪えます。なにしろ職業柄、自宅にいる時間が長いものですから......。
個人個人で文句を言いに行くも...
あるとき、難しい仕事の真っ最中にいつものギャン鳴きが入りました。もう耐えられなくなった私は、直接豪邸のインターフォンを鳴らして、「なんとかしてくれ!」(......と言っている間にも、横で犬は吠えています)。
出てきたのは、いかにも成金風のマダムです。一応申し訳なさそうに詫びを入れてはくれるのですが、特に対策を取ってくれる様子はなし。翌日以降も相変わらずの状況が続きます。手紙を書いて投函したこともあります。が、返事はもちろんありません。
聞くと私以外にも、直接文句を言いに行った住民がいたそうです。しかし、対応はうちと同じ。今までほとんど近所付き合いのなかった私たち住民ですが、「なんとかならないかな......」と相談し合うようになりました。
管理会社から連絡して解決
「管理会社に頼んでみたらどうだろう?」、話し合いの中で、そんな案が出てきました。ああ、なるほど、その手があった。さっそく、「みんな困ってるんですが......」と管理会社に通報することになりました。
さすがに、管理会社から直々に苦情が来るとは向こうも思っていなかったのでしょう。効果はてきめん。間もなく、例のギャン鳴きはほとんど聞こえなくなりました。なんでも、今まで庭で飼っていたのを、室内飼いに切り替えたそうです。おかげで、精神的な不安からも解放され、仕事もはかどるようになりました。でも、豪邸の人に言いたいのは......「最初からそうしろよ!」。
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