「うちの敷地で犬にフンさせるご近所さん。許せないので家の前にフンをぶちまけた」(香川県・30代女性)
隣人とトラブルになったとき、あなたはどう対応するだろうか。我慢する、話し合う、周囲や役所に相談する――これまで紹介してきた事例はそうしたパターンが多かったが、今回は強烈な「反撃」に出た人の体験談を取り上げよう。
香川県のNさん(30代女性・主婦)を悩ませていたのは、自らの敷地内にフンを残すご近所さんの存在だ。注意しても聞き入れる様子がない相手に、Nさんはついに怒りを爆発させる。
いつの間にかフンが散乱する我が家の敷地
近所に住むAさん(50代男性)とのトラブル体験談です。
Aさんはひどく無口で、ご近所ともほとんど関わりを持とうとしません。定職にもついていない様子で、特にご両親が亡くなられてからは、ペットの大型犬だけを身内に一人暮らしをしています。
我が家には、自宅に隣接して車が5台ほど停められる広さの私有地があります。昔は建物があったのですが、取り壊してからは駐車場兼庭として、半ば空き地のような格好になっています。特に塀や柵で囲っているわけでもないので、ご近所さんも普通に通り抜けられているのですが、これまでは特に何も言わずにおりました。
ところがある時期から、その敷地に動物のフンが散乱するようになったのです。
面と向かって注意をしたが逃げられた
最初は野良猫か何かと思いつつ片付けていたのですが、どうも大きさなどを見ると、猫のものではありません。いったい誰の仕業だろう――と困っていたところ、たまたま「犯人」に遭遇しました。そう、Aさんの飼い犬です。Aさんが例の大型犬に、我が家の敷地でフンをさせて、そのまま去ろうとする現場を目撃してしまったのです。
もちろん私は、その場で注意しました。
「犬のフンを敷地内でされては困ります。しかもそれを放置するのは言語道断です。他人の犬のフンを片付ける私の気持ちにもなってください。そもそも、この土地は私有地なんですから、堂々と散歩に使われるのも本来ならおかしいんですよ?」
しかしAさんはバツの悪そうな顔をするばかりで、ほとんど謝りもせず、逃げるようにその場を立ち去ってしまいました。
それからというものの、何度かAさんがフンをさせる現場に出くわしましたが、いつも逃げられるばかりで、状況は改善しませんでした。
大人げないといわれるかもしれないが...
とうとう私はぶち切れた私は、ついに反撃に出ました。ある日放置されていたフンを集め、
「Aさんの飼い犬のフンをお返しします」
という置き手紙と一緒に、Aさんの家の前にぶちまけたのです。さすがにこれは堪えたのか、Aさんは二度と我が家の敷地でフンをさせることはなくなりました。
今思い返してみれば、多少大人げなかったかもしれません。しかし、それも相手の行動が度を越していたからです。自分が飼ってもいない犬のフンを処理するのはやはり嫌なものなので、ペットを飼っておられる方はきちんと片づけをお願いします。
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