おもちの好きな食べ方、ダントツ1位は「磯辺焼き」！ 他は少数派だった【お正月の自由研究】
お正月、いかがお過ごしだろうか？ さて、お正月といえばおもちだ。おもちが大好きという人は多い。なかでもお雑煮の人気は高い。お雑煮は別格として、他の食べ方で、いったいどんな食べ方が好まれているのだろうか、気になるところだ。
そこで、「おもちの好きな食べ方」に関して、Jタウン研究所は都道府県別にアンケート調査を行った（総投票数696票、2015年12月1日～12月17日）。
はたして、その結果は――。
もっとも人気があったのは、やはり......
あなたの「おもちの好きな食べ方」は？ という、問いかけに対しての結果が、下のリストだ。
１位は磯辺焼き、35.2％だった。焼いたおもちに醤油をつけ、海苔で巻いただけのシンプルな食べ方だが、これがうまい。ここで注目すべきは、海苔の役割だ。海苔の仕事が絶妙である。プーンと磯の香りがする海苔と、熱々のおもちのコラボ。磯辺焼きに勝る食べ方はない......と主張する人は多く、3分の1を超える支持を得た。北海道から九州まで、地域的な偏りもあまりなく、ほぼ全国的に好まれている主流派だ。
第2位は砂糖醤油もち、17％である。砂糖と醤油を1対1で混ぜ、焼いたおもちをつけて食べる。砂糖の分量はお好みで調節する。砂糖醤油派の数は、意外に多かった。地域は、北関東・甲信越、近畿が中心で、県名を挙げると、茨城県、群馬県、新潟県、長野県、石川県、三重県、滋賀県、京都府、鳥取県、香川県、愛媛県などが多かった。
醤油だけの南関東と、砂糖を入れる北関東の違いも微妙で、興味深い。醤油に砂糖を入れるか入れないかで対立して、夫婦別々の焼き方で食べた、という話も聞く。できれば両方食べ比べてみるのも、おもしろいのではないか。
第3位はきなこもち、12.5％である。焼いて柔らかくなったおもちときなこが混然一体となり、独特の風味を醸し出す。岩手県、秋田県、大分県、鹿児島県と、北と南でとくに人気が高かった。近ごろは、このおもちときなこを取り入れたアイスクリームも発売され、話題となっている。きなこもちの可能性に、これからますます注目だ。
以上がベスト3で、全体の3分の2以上を占める。この他にも、焼きもち、辛味もち、あんこもち、納豆もちなど、一定の支持を得ている食べ方がある。これらもけっして見過ごすわけにはいかない。
せっかくのお正月である。さまざまなおもちの食べ方を、試してみるのも楽しいかもしれない。ただし、喉に詰まらせないように、ご用心を......。
