銀座で!表参道で!「新国立競技場」候補2人の作品を見比べる
まずは「銀座2丁目交差点」へ

まずJタウンネット編集部が向かったのは、銀座2丁目交差点。言わずと知れた、日本屈指の一等地だ。シャネルを背にして銀座一丁目駅方向を向くと、左手の先には伊東氏デザインの「MIKIMOTO GINZA 2」が、正面右よりには隈氏デザインの「ティファニー銀座」が目に入る。

2005年完成の「MIKIMOTO GINZA 2」は、ジュエリー店「ミキモト」の銀座2丁目本店。銀座4丁目の「ミキモト本店」が建て替え工事中のため、その間「本店」の名を守っている店舗だ。穴があいたようなデザインが特徴的な建物。くしくも今回、伊東氏のライバルになった大成建設との合作らしい。

隈氏の「ティファニー銀座」は、2008年の完成。けっして平らではない壁面パネルが特徴的で、太陽光や空模様をきらびやかに反射させる。なお手前の建物は、老舗文具店の「伊東屋(ito-ya)」。なにか因縁を感じさせる。
