「騒音を注意され逆ギレ、『こんなマンション出ていってやる!』『どうぞどうぞ』」(福岡県・20代女性)
前回に引き続き、集合住宅の騒音の話題だ。
福岡県のCさん(20代女性・主婦)の隣室の住人は、友人を連れ込んではどんちゃん騒ぎを繰り返していた。ある日、さすがにたまりかねて大家さんを通じて注意してもらったところ、意外な形であっさり解決してしまったという。
働いている様子もない変な入居者
結婚を機に、旦那と一緒に現在のマンションに引っ越しました。
マンションといっても、ファミリー向けのそこそこ広い物件です。我が家を含め、住民の方々もみな夫婦、あるいは家族連れで暮らしています。
ところが私たちが引っ越してきてから間もなく、1人の若い男性が入居したことから、その騒動は始まったのです......。
新たにマンションの住人となったのは、年は20代半ば、髪を金色に染めた、いわゆるチャラい感じの男性です。
「単身者なのに、わざわざ広い部屋を借りるなんて珍しいね。何をしてる人なんだろう」
と入居当初から夫と話し合っていましたが、見ていると仕事に出かける様子もありません。学生さんというには年を食っている感じですし......。
朝晩問わずのどんちゃん騒ぎ、車も邪魔
ですが間もなく、その素性を詮索している余裕などなくなりました。
彼の部屋にはほとんど毎日のように、友人たちが遊びにやってくるのです。それも朝晩を問いません。そして集まると、大声は上げるは音楽は流すはのどんちゃん騒ぎ......。
また、駐車問題も勃発しました。彼らは基本的に車でやってくるのですが、平然と住人用の駐車スペースに居座り、また出入り口をふさぐような停め方をするのです。おかげで私たちが車を停められなかったり、駐車場から出られなかったりというトラブルが続出しました。
今まで静かだったマンションに、突然やって来た嵐。友達と楽しく遊ぶこと自体は悪くありませんが、物には限度というものがあります。とうとう耐えかねた旦那が、大家さんに相談に向かいました。
そのわずか1週間後です。その人がマンションを出て行ったのは――。
追及に逆ギレして出て行った...よかった
後日、別の住人の方から聞いた噂によれば、こういう流れだったのだそうです。
実は以前から、件の住人に対して大家さんは、やんわりと注意をしていました。しかし相手はしらばっくれるばかりで、一向に態度を改めませんでした。
そこで大家さん、うちの旦那からの苦情を機に、駐車場に監視カメラを取り付け、その迷惑ぶりを記録したのです。そして映像を見せながら、「迷惑駐車は止めさせ、また騒ぐのも控えてください」と改めて通告しました。
動かぬ証拠を突きつけられた住人、反省するどころか逆ギレし、さんざん大家さんを罵倒した上(盗撮だなんだと叫んだとか)、
「こんなマンション出ていってやる!」
と怒鳴ったそうです。
大家さんには別に断る理由もありません。「ああそうですか」と、あらかじめ用意していた退去届を差し出しました。自分で言ったことですから、向こうももう引っ込みがつきません。そのままサインさせられ、やむなく引っ越して行ったのだとか......。
ちょっと出来過ぎた話なので、本当のところはよくわかりませんが......。私たちとしては彼が逆ギレしてくれて、助かりました。
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