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おでん屋台といえばお酒、だけど...北九州の一部では「アルコールNG」! 理由を老舗屋台に聞いてみた

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.11.08 17:00
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旦過の屋台がアルコールを廃した理由とは

1956年に旦過市場前広場で創業し、現在は小倉北区の春口バス停前に移転して営業しているおでん屋台「ささ屋」。同店では、現在でも旦過時代の取り決めを守り続けているそうだ。2代目の店主に詳しい話を聞いてみると、

「その理由はいくつかありますが、1つには近隣住民からの苦情があります。『アルコールをやめないと、この場所での出店を拒否する』とまで言われたため、旦過の屋台はいっせいに酒を出すことを取り止めたんです。そのときの取り決めが、現在まで残っているんですね。
また、今では無くなってしまいましたが、昔は『酒だけを出す屋台』があったんですよ。だから、『屋台村』のようなものが出来た際も、酒はそちらにまかせよう、という気風があったのかもしれません」

と教えてくれた。

現在では、旦過だけでなく小倉の屋台全体で「アルコール抜きで食事だけを楽しむ場所」という認識が定着してきているという。福岡県観光協会のウェブサイトにも、「おにぎりとお茶を片手におでんを食べるのが小倉流」との記述がある。また、小倉の屋台には「おはぎ」を用意しているところが多いそうで、食事の締めとして人気が高いそうだ。

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