新横浜はA、新千葉はE...全国の「新○○駅」を勝手に格付けする
駅のすぐ横を名滝が流れる新○○
東海道新幹線の終点・山陽新幹線の起点の「新大阪」。乗車人員は大阪駅の約8分の1にすぎないが、これは同駅で乗り換える人が多いからだ。在来線は11~18番ホーム、新幹線は20~27番ホームまであり、利用客で一日中ごったがえしている。コンコースでは西日本各地の土産物を購入でき、東京と大阪を往復する有名人の姿も多くみられる。遠い先の話になるが、リニア中央新幹線の終着駅になることも決まっている。
ターミナルとしての重要度はさらにアップするに違いない。最上級の格付けがふさわしく、「特A」でも低いくらいだ。
新大阪の隣駅の「新神戸」は、トンネルとトンネルに挟まれた、変わった場所にある。六甲山の山裾に位置し、ホームから山の木々が見える。さらに駅の下を生田川が通っていて、その上流は日本三大神滝の1つ、布引の滝がある。
新千葉と真逆なのが、2000年にオープンしたばかりの「さいたま新都心」。都心とわざわざ名乗っているだけあって駅周辺の施設は豪華だ。さいたまスーパーアリーナやコクーンシティは集客力があり、100メートルを超えるオフィスビルも複数建っている。
さらにタワーマンションも続々建設中で、さらなる発展が期待される。普通と快速しか停まらないのが残念だが、評価は「B」。
最後にエントリーしたのは上越新幹線の終点「新潟」。本州の日本海側で最大級のターミナルだ。これまで紹介した10駅とは歴史的背景が異なる。しかし、新潟の地名自体が「新しい潟」という意味を持つことから取り上げた。
上の写真は万代口の駅舎。新千葉ほどひどくはないが昭和感が漂う。しかし現在進行中の在来線高架工事が完成すれば、どんな「新○○」にも負けない、最先端の駅がお目見えする。
バスターミナルが整備され、駅直結の歩行者デッキは人の流れを大きく変える可能性を秘める。
将来「A」を取得する可能性は十分あるが、現状は「B」。
【新潟シティチャンネル】新潟駅周辺整備の概要(YouTubeより)
よくよく考えれば、最初にできた駅の一方は「新橋」だった。日本の鉄道の駅名に「新」はつきものなのかも。