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1000円でここまで飲めるとは! 富士そばのちょい呑み「ふじ酒場」ここが凄い

竹内 翔

竹内 翔

2015.10.25 17:00
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富士そばが展開中のちょい呑み「ふじ酒場」。その実力は――。
富士そばが展開中のちょい呑み「ふじ酒場」。その実力は――。

ちょい呑み界が今熱い。中でも今注目株なのが、「名代 富士そば」だ。

その名も「ふじ酒場」。2015年7月から展開を始め、現在、都内の8店舗で営業している。今回編集部では、高円寺店に出かけてみた。

2杯目からはアルコールが安くなる!

高円寺駅から徒歩1分、夜の富士そば高円寺店には、仕事帰り......というわけでもなさそうな、いかにも高円寺っぽい方々が集っていた。

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さて、ふじ酒場だが、基本的なシステムは通常と同じ食券制だ。高円寺店では、

  • ビール/ハイボール:280円
  • おつまみ各種:200円
  • 天ぬき:110~130円

といった価格で提供されている。

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初見の印象としては、天ぬきのリーズナブルさは目を惹くが、これだけ見ると一見、吉呑みなど先行するちょい呑み店とそこまで違いは......というのが正直なところだった。

しかし実は食券には、いくつかの「セット」が用意されている。たとえばおつまみ2品をまとめて買うと、10円お得な390円に。また「ビール(ハイボール)+卵焼き+枝豆」のちょい呑みセットは、100円引きの580円といった具合だ。

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さらに、ビール/ハイボールは2杯目以降200円に。「1杯目は安いけど2杯目以降は通常料金ね」というお店が多い中で、その逆を行ってくれたところは、酒好きの心をよくわかってらっしゃる。

かつカレーライス抜きがうまい

というわけで、一通り頼んでみた。

この日記者が頼んだメニュー。これにハイボールがもう1杯ついて、1000円を切るのだから凄い

この日記者が頼んだメニュー。これにハイボールがもう1杯ついて、1000円を切るのだから凄い
  • ハイボール×2(480円)
  • かきあげの天ぬき(110円)
  • かつカレーライス抜きと板わさ(390円)

〆て980円也。こんなに安くていいのか。人権問題(?)になりはしないか。と不安になるレベルである。

かき揚げの天ぬき(110円)

かき揚げの天ぬき(110円)

「天ぬき」はふじ酒場の看板メニューだ。男の憧れ、「そば屋呑み」の定番つまみとしてしられる、「天ぷらそばのそば抜き」を再現した。つゆの量は控えめだが、ちょい呑み的に軽く飲むなら、これくらいの方がいいのかも。

かつカレーライスぬき(200円)

かつカレーライスぬき(200円)
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「かつカレーライス抜き」は、ボリューム的にもなかなか。他所のお店なら500円ぐらい取ってもおかしくない。味の方も、お店が同じだから当たり前と言えば当たり前だが、ちゃんと「そば屋のカレー」しているのが嬉しい。

後は板わさ(200円)。そば屋呑み感を演出する

後は板わさ(200円)。そば屋呑み感を演出する

なお、アルコールの方は最初から2杯まとめて頼むこともできる。半券を、1杯目を飲み終えてからカウンターに持って行って引き換えてもらう仕組みだ。この辺、立ち飲み屋っぽいムードがあって、なんとなく気分が盛り上がる。

ふじ酒場、なかなかどうしてバカにできない。

吉呑みと比べるとどっちがいい?

なお、ふじ酒場を提供しているのは、現時点で高円寺店・ハッピーロード店・東武練馬店・西荻窪店・新橋店・人形町店・石神井公園店・水道橋店の8カ所だ(これ以外の店舗でもアルコールの販売自体はやっている)。店舗によってメニュー構成や開店時間なども異なるそうだ(高円寺店は15時~朝5時まで)。

記者は吉野家の「吉呑み」も好きだが、軽く1~2杯飲んでちょこっとつまみを......くらいの飲み方なら、ふじ酒場に軍配が上がると感じた。ただ、追加の注文はカウンターにそのたびに取りに行く形なので、3杯以上飲むとなると、つまみの種類の多さなども考えて、吉呑みの方がやや優勢かもしれない。まあ、「そば屋で長っちりは無粋」ってことだろうか。

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