見知らぬ男が、女子中学生に「高校生にこれを渡してよ」と手紙を預ける事案が発生
全国各地の「防犯メール」の中から、気になった事案を紹介する本連載。今回は、鹿児島県の「県警あんしんメール」へ寄せられた声かけ事案を取り上げたい。
女子中学生じゃダメだったのか...（Peter Hellbergさん撮影、Flickrより）
「遊んでくれる女の人へ」
2015年10月4日、14時ごろ。鹿屋市共栄町の路上において、声かけ事案が発生した。
女子中学生が帰宅中に男から「すみません。中学生？高校生？」「知り合いの高校生にこれを渡してよ」などと声をかけられた。男はメモも渡してきたというが、そのメモには「遊んでくれる女の人へ」等と書かれていたという。女子中学生はすぐにその場を立ち去って警察に届け出ている。
男は車に乗った状態で声をかけてメモを渡してきたらしい。不特定多数の女子を狙った犯行だが、男の発言には「女子高生」への並々ならぬこだわりが感じられる。目の前に立つ女子中学生よりも、まだ見ぬ女子高生に思いを馳せる男――。
常人にはその意図が理解できない、なんともシュールな声かけ事案だ。
