実はチェーン店激戦区...京大近くの「百万遍」交差点に行ってみた
京都市左京区には京都大学のメインキャンパスがあります。周辺は、京都の街中のような雰囲気はありませんが、学生が多く、若い人に溢れています。また、京大から、直線距離で1kmほどの間に、北西は下鴨神社、西には京都御苑、東は哲学の道から銀閣寺、南は平安神宮や南禅寺と世界遺産や観光名所にあふれており、観光客の多い場所でもあります。
この正門から歩いて10分ほどの場所にあるのが百万遍。
東大路今出川の交差点一体のことを指し、京大学生街の代名詞ともなっています。
大学の授業が終わるころに訪れると、自転車通学の学生が目立ちました。
この交差点に沿って並んでいるのが、全国的なチェーン店。これほどチェーン店が密集しているのは日本のなかでも有数だと言われています。
王将、サブウェイ、マクドナルド、吉野家、松屋、CoCo壱番屋、串八(京都を中心とした居酒屋チェーン)......などおもに飲食店が多いですが、パチンコや薬局などもあり、ここに来れば必要なものは一通りそろい、美味しいものも食べることができます。
周辺が学生街ということもあり、それほど高価なお店はありませんが、その分、多くのチェーン店が軒を連ねるこの交差点が、根付いています。
また、京大の学生サークルや学園祭のお知らせの看板も、この交差点に見えるように設置されており、周辺では京大が大きな存在であることが伺えます。
学園祭も近く、その準備をしている人が見受けられました。また、京大キャンパス内の案内用にとつくられたアプリの宣伝用看板も、道路沿いに設置されていました。
平日は車はそれほど多くなく、学生の登下校時でなければ、人も多くはありません。観光で訪れたい場合にも、最適の場所となります。
さらに、京都の景観を損なわないように、条例により看板などに使用できる色が決まっています。
マクドナルドもこの通り、木のうしろに隠れて、それほど目立ちません。通常では赤色がメインですが、京都では茶色が普通です。
他にも、フレスコ、ファミリーマート、ローソンなども、観光名所では色が設定されていたり、和風の様式になっていたりと工夫されています。
百万遍は、とくにチェーン店の多い場所なので、観光で訪れた方は、京都ならではの看板の色に驚くかもしれません。
百万遍からは、四条河原町へも、京都駅へもアクセスすることができるので、交通の便は良いです。鴨川の近くまでは歩くことも可能です。
ぜひ一度、周辺を訪れたら立ち寄ってみたい場所ですね。