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「険悪な隣の夫婦。旦那さんの相談を聞いていたら、奥さんに恨まれて...」(岡山県・20代女性)

ご近所トラブル調査団

ご近所トラブル調査団

2015.10.08 17:00
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熟年離婚、なんて言葉がひと頃騒がれたが、定年を機にこれまで平穏だった夫婦の仲がぎくしゃくする、というのは実際よくある話だ。

岡山県に暮らすPさん(スーパー店員・20代女性)の祖母の隣人は、まさにそんな熟年離婚一歩手前。運の悪いことに祖母は、2人の確執に巻き込まれてしまい――。

「食事も作ってもらえない」と相談に来た隣人

他県で一人暮らしをしている、祖母から聞いた話です。

祖母の隣に暮らしているご夫婦は、以前からどうも仲が良くないと近所で評判でした。旦那さんが会社勤めに出ていて、家を空けている時間が長かったころはまだ良かったのですが、定年を迎えて家に落ち着くようになると、急速に関係が悪化。毎日のように、激しい怒鳴り合いが聞こえてくるようになり、時には物が壊れるような音、悲鳴のような金切り声が響くこともあったといいます。

そんなある日のこと。いつものように言い争いの声がしばらく続いた後、祖母の家に、いかにもしょぼくれた様子で旦那さんがやってきました。度重なるケンカにすっかり憔悴しきった様子で、祖母の顔を見ると、ぼそぼそと小声で、しかし凄い勢いで悩みを相談し始めたのです。

「いつも妻は私にキツイことばかりを言う......」
「定年になってから、ますます冷たくなった......」
「子どもたちの分のご飯は作るのに、私には何も出してくれない......」

奥さんには嫌われ、旦那さんは家に入りびたり...

さすがにかわいそうになった祖母は旦那さんの話を聞いて、またご飯も食べさせてあげました。

ところがこれを皮切りに、旦那さんがたびたび祖母のところに尋ねてくるようになったのです。すると奥さんの方は面白くないらしく、元々仲が良かった祖母を、徹底的に無視するようになってしまいました。今では、あいさつをしてもそっぽを向かれるといいます。

旦那さんも旦那さんで、たびたび家にやってきては、愚痴をこぼしながら悪びれもせず、タダでご飯を食べて帰っていくとのこと。かわいそうだとは思いつつ、やっぱりさすがに困っているそうです。

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