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鳥取県民と長野県民はトレーニングが大好き?

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.10.01 06:00
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スポーツに最適な秋が到来した。気の合う仲間と一緒に体を動かすのが一番だが、誘う相手がいないならスポーツクラブに入るのが手っ取り早い。
せっかく運動しようと思い立っても、施設が遠いと通わなくなりがちだ。言い換えれば、スポーツクラブが身近にある地域ほど、健康づくりに恵まれた環境=年をとっても生き生きと暮らしやすい場所といえる。

タウンページデータベースからマーケティング情報を提供するNTTタウンページは、人口10万人当たりのスポーツクラブ登録件数を都道府県別に発表した。

1位はフィットネスクラブが集中する東京...じゃなかった!

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1位に輝いたのは、人口最少県の「鳥取」で6.27件。6年連続のトップだ。2・3位はいずれも内陸県で前年と同順位。「長野」が5.60件、「滋賀」が5.30件だった。
4位の「香川」は前年の4.33件から5.10件と0.77ポイントも増やしており、順位も9位から上昇した。
以下、「静岡」が4.86件、「宮崎」が4.76件、「栃木」が4.75件、「東京」が4.62件、「愛知」が4.60件、「福井」が4.56件と続く。

ひと口にスポーツクラブといっても対象となる施設は様々だ。プールとスタジオ、トレーニング室、温浴施設を備えた総合型のフィットネスクラブをはじめ、スイミングスクールやヨガ・ピラティススタジオ、乗馬教室、テニススクール、サッカースクール、ボクシングジムなども含まれる。
2020年東京オリンピックの競技種目に追加されるかもしれないフリークライミングも競技人口を増やしていて、その専用施設は急速に増えている。

1位の鳥取に多かった「プール」

iタウンページで「鳥取+スポーツクラブ」で検索してみた。
総合型フィットネスクラブのトップ3はコナミ、セントラル、ルネサンスだが、鳥取に出店しているのはコナミスポーツクラブ米子のみ。
地場系フィットネスクラブの登録もあるけれど、目立つのはスイミングスクールや、シニアまたは女性層に特化した小規模フィットネスだ。公営の体育館も登録されている。
これらの施設を地元住民がどれほど活用しているかは不明だが、鳥取県女性の平均寿命は、全国7位の86.27歳となっている。

長野は地域密着系クラブ多し

2位の長野は、地元に密着したスポーツクラブが県内各所にあり、乗馬教室やスキースクールの登録も目につく。キッズ向けカルチャー教室を併設したチェーンもあって、地域に密着している様子がうかがえる。
中学生の体力・運動能力調査の結果は決して高くない長野県だが、iタウンページのデータベースを調べたところ、人口の割にスポーツクラブは確かに多い。
男性の平均寿命で長野は全国一(女性は沖縄)。ひょっとして、これらの施設で鍛えている人が多いのだろうか。

話は脱線するが、2014年1月、県教育委員会が中学校運動部で朝練を原則禁止する方指針を定めた。ハイレベルの生徒には見合った支援を行い、一方であらゆる世代が参加できる「統合型地域スポーツクラブ」の立ち上げについて言及した。
その内容を巡って賛否は分かれたが、長野の実態は指針に案外マッチしているのかもしれない。

滋賀にスイミングスクールが多いのは「琵琶湖」の影響!?

3位の滋賀は、2011年度の総務省の社会生活基本調査によると、スポーツの年間行動者数は全国2位。旅行や学習、自己啓発での分野でもトップクラスだ。
県の面積の約6分の1を占める琵琶湖は、関西有数の湖水場として多くの人が訪れる。そんな土地柄もあってか、スイミングスクールの登録が目立った。また人口増加県ということもあり、大手資本による総合型スポーツクラブも比較的多い。

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